農林水産省・外国人観光客と食の多様化への対応セミナー

2018年12月3日、農林水産省・外国人観光客と食の多様化への対応セミナーが東京にて行われました。
http://tokyoryouri.jp/wp/wp-content/uploads/2018/11/20181119.pdf

ハラールなどの宗教的分野は非常に混沌としている昨今ですが、今回は国の事業ということで注目度も非常に高く、定員80名のところ、申し込みは100名越えとなり立ち見も出る状況でした。

目次は以下の通り。

1、「食の多様化対応について」 
フードダイバーシティ株式会社 代表取締役 守護 彰浩氏
2、「イスラーム食品市場への輸出について」 
独立行政法人日本貿易振興機構 (JETRO) 農林水産・食品部農林水産・食品課長代理 籠瀬 明佳氏
3、パネルディスカッション
<ファシリテーター>
フードダイバーシティ株式会社 代表取締役 守護 彰浩氏
<パネリスト>
○株式会社オンステージ・ミキ
料理部長 楠本 勝三氏
○株式会社トゥーバトレーディング
取締役 デミュルレック ファーティー氏
○王様製菓株式会社
業務部長 永戸 淳一郎氏

弊社代表守護からは下記のマトリクスを用いた食におけるルール全体感が話され、
JETROの籠瀬氏からはハラール認証制度の話を中心に、輸出における話がございました。
ここでのポイントはインバウンドにおけるルールと、輸出におけるルールは全く異なるというところです。

パネルディスカッションでは各店舗、各メーカーからの現場感、トレンド、失敗事例などが披露されました。
要約すると下記の通り。

楠本 勝三氏
・富裕層向けニーズについて
・味付けの傾向(どういったものが残されたかなど)
・ハラール和牛の手応え、BMSなどについて
・プライベートジェット事業について

デミュルレック ファーティー氏
・お弁当の要望が増えている
・羽田空港国際線、国内線、JR東京駅での手応え
・卸に頼らず、自ら知識を持つことの重要性
・これから考えているところはできる一歩からスタートしてみてはという提言

永戸 淳一郎氏
・ハラール認証の経緯について
・〇〇さんが言ったから、〇〇セミナーなどを鵜呑みにせず、自分の頭で考え、足を使う重要性
・人口減少の日本で数少ない伸びる市場
・味の話(焼きより揚げ、日本人がおいしいとおもうものを追求)

現場で経験されている方しか持っていない情報を惜しげもなく披露いただきました。

このセミナーは2019年1月に大阪、名古屋、仙台でも開催される予定です。
下記のように現場で実績を多く出されている企業様にお越し頂きます。是非とも実践者の声をお聞きくださいませ。
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/public-sector/events/gv/inbound-activation.html

■大阪会場パネルディスカッション
○株式会社きたやま南山 焼肉南山
代表取締役 楠本 貞愛氏
○スリーピース株式会社 日本食レストラン 祭
代表 佐野 嘉紀氏

■名古屋会場パネルディスカッション
○ロイヤル株式会社
製造本部部長補佐 木村 太氏
○アセットフロンティア株式会社 帆のる
代表 島居 里至氏

■仙台会場パネルディスカッション
○王様製菓株式会社
代表取締役 木村 秀雄 氏
○有限会社 日光軒
代表 五箇 大成氏