世界水準の食のおもてなし ~フードダイバーシティとインバウンド~

2019年2月20日、インバウンドマーケットEXPO 2019にて「世界水準の食のおもてなし ~フードダイバーシティとインバウンド~」と題したセミナーが東京ビッグサイトにて行われました。

登壇者は以下の通り。

パネルディスカッション
<ファシリテーター>
フードダイバーシティ株式会社 代表取締役 守護 彰浩
<パネリスト>
○WIK-Japan 代表理事 木村 重一氏
○八芳園 取締役専務 総支配人 井上 義則氏

まず、弊社代表守護から前段として下記のマトリクスを用いた食におけるルール全体感について話がありました。

パネルディスカッションでは各社から現場感、トレンド、失敗事例などが披露されました。
要約すると下記の通り。

木村 重一氏
・ホテルからのニーズがとても高まっている
・オリエンタル(五葷フリー)対応をすればより広くのお客様に対応できる
・某ホテルの現場感では全お客様のうちベジタリアン25%、ムスリム15%、グルテンフリー5%
・言われたら対応ではなく、グランドメニュー化の重要性

井上 義則氏
・様々なコンサルタントがいろんなことを言ってくるが、「出来ることを伝える」方針に落ち着いた
・スタッフ全体への意識、知識共有が重要
・SDGsの一環として対応を行っている
・誰かを特別扱いするのではなく、全員が共有できる美味しいメニューを作ること

現場で経験されている方しか持っていない情報を惜しげもなく披露され、多くの聴衆が聞き入っていました。
締めとして弊社守護から、来るラグビーワールドカップと東京2020で食の禁忌対応は満足度においても、消費額においても大きな課題である旨が言及され、パネルディスカッションは終了致しました。