かつて栄えた金山の坑道が博物館に
今回は大分の「鯛生金山(たいおきんざん)地底博物館」をご紹介します。
1972年に閉山した金山の坑道を利用して作られたこの博物館では、秀でた採掘の場として有名な佐渡を追い越すほどの採掘量で東洋一となった実際の金山を特集・再現。地底博物館という個性的なコンセプトで、多くの人々が訪れる観光地となっています。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。
伝説の坑道を現代に伝えるスポット
かつて東洋一の金産出量を誇り、総延長110キロメートル、地下500メートルに及ぶ広大な坑道からなる鯛生金山。
最新のLED照明やグラフィックもふんだんに用いて当時の坑道を再現し、地底博物館として採掘の様子を現代に伝えるのがこのスポットです。
東洋一の黄金郷、鯛生金山
地底博物館の内部はまさしく地底ならではの別世界。バッテリー機関車と鉱車、ライトアップによってその深さを実感できる立坑、確かな技術力が伝わるエレベーター巻上機といった当時の軌跡がくまなく特集されています。
80年間でなんと金は約40トン、銀も約160トンを産出し、東洋一の黄金郷と称された鯛生金山の凄みが、分かりやすいゾーニングや詳しい解説とともに凝縮されています。
ゴールドハンティングも人気のコーナー
博物館では砂金取り体験が充実するゴールドハンティングのコーナーも人気。砂金はホルダーに入れ、幸運のお守りとして持ち帰ることができます。
地底というなかなか立ち入れない空間、そして確かに積み重なった歴史。訪れる人々の探究心を呼び覚ます、全国でも珍しい地底博物館がここにあります。
「鯛生金山」基本情報
住所 | 大分県日田市中津江村合瀬3750 |
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電話番号 | 0973-56-5316 |
入場料 | 大人 1,100円 中高生 880円 小学生550円 |
営業時間 | 9時~17時(3月~11月)、10時~16時半(冬期) |
休館日 | 元日、休館日あり(公式HPをご確認ください) |
ホームページ | https://taiokinzan.jp |
交通アクセス
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交通アクセス|鯛生金山地底博物館
https://taiokinzan.jp/アクセス/