ニューヨーク州ロチェスターにヴィーガン専門の肉屋「Grass Fed」がオープンしました。オーナー夫婦は共にヴィーガンで、妻のRubel氏はロチェスター大学(ユダヤ学)で教鞭を執っており、「ユダヤ教徒への対応も行き届いている」と話題を集めています。Grass Fedはシナゴーグ(ユダヤ教徒の礼拝場所)付近に店舗を構え、お店全体でコーシャ認証を受けています。

VegNewsから引用

コーシャ認証とは?

UやKと書かれているのコーシャマーク

コーシャとはユダヤ教徒が食べてもよいとされる「清浄な食品」のことを指します。具体的には鱗のない魚を食べてはいけないことや、肉と乳製品の食べ合わせてはいけないなど細かい規定が多々ございますが、母国以外ではそれらを心配しなくてもいい「ヴィーガン」を選ぶ傾向にあります。また、ニューヨークではユダヤ教徒は人口に対して6.3%とも言われており、兼ねてよりコーシャ対応が普及している都市としても知られています。

VegNewsから引用

現地の報道によると、ブリスケ(牛肉の部位、前脚の内側にある肩ばら肉)やパストラミ(香辛料で調味した肉の燻製食品)に加え、厚切りベーコンやスライスハムといった本来ユダヤ教徒が口にしない豚肉製品(100%植物由来)もメニューに並んでいるとのことです。

Beyond Meat WEBサイトより引用

今回のようにユダヤ教徒に着目したマーケティングがニュースになるケースは少ないですが、先進企業の多くもコーシャ認証を受けており、グローバル展開(特に北米市場)には肝になってくる要素だと思いますので、引き続きチェックしていきましょう。

【参考記事】
https://vegnews.com/2021/7/grass-fed-vegan-butcher-new-york

著者

山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
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