アフターコロナ、インターナショナルスクール受け入れ対策における食の多様性セミナー

2021年11月8日(月)に岩手県の主催で「外国人観光客受入再開に向けた「食の多様性」について考えるフォーラム開催」が開催され、八幡平市及び近隣圏の飲食店、宿泊施設関係者が約70名ほど参加した。
※本セミナーは新型コロナウイルス感染症対策を厳重に行って開催されています
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プログラム

■基調講演「食の多様性とインバウンドの関係性を考える」(50分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏

■パネルディスカッション「食の多様化が進むいわての今とこれから」(80分)
モデレーター:フードダイバーシティ株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏
パネラー:
株式会社 八幡平DMO 代表取締役 畑 めい子 氏
株式会社 サラダファーム 常務取締役 田村 恵 氏
株式会社 南部美人 代表取締役社長 久慈 浩介 氏
株式会社 小松製菓 代表取締役社長 小松 豊 氏

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当日の様子

■基調講演「食の多様性とインバウンドの関係性を考える」(50分)

まず弊社代表守護から基調講演として世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考える、旅行者のニーズことなどについて、具体的な事例や上記図を基に説明されました。さらにヴィーガンに対応すると、アレルギーなども含めた様々な食のルールを持った方に食事が提供できる旨や、違いよりも共通点を見て考える必要性なども語られました。

最後に2022年8月に開校を控えるハロウ安比での食事における考え方にも触れ、世界中に岩手県産品をアピールする大きなチャンスだということを強く論じ、基調講演は終了となりました。

パネルディスカッション「食の多様化が進むいわての今とこれから」(80分)

第二部では「食の多様化が進むいわての今とこれから」をテーマに、それぞれ下記のようなお話をいただきました。

株式会社 八幡平DMO 代表取締役 畑 めい子 氏

・個店ではなく、地域全体でしっかりと取り組んでいく必要性がある
・居酒屋メニューなどは既に対応できているものも多いので、然るべき形で表示することが重要
・豆腐のコンテンツはベジタリアン、ヴィーガンの方にも喜ばれやすい

株式会社 サラダファーム 常務取締役 田村 恵 氏

・フードロスなどが大きな課題になっているので、そちら重要度高く取り組んでいく必要性がある
・体験型コンテンツで地域のことや、農産品の価値をもっと知っていただくべき
・アレルギーを持つお客様はやはり増えてきている

株式会社 南部美人 代表取締役社長 久慈 浩介 氏

・日本人にとって当たり前のことでも、外国人の方へは可視化をしっかりと行う必要性がある
・ヴィーガン等に対応したとしても、表立ってアピールしすぎることはNG
・ヴィーガンだけ、ハラールだけではなく、フードダイバーシティを掲げて取り組むことが重要

株式会社 小松製菓 代表取締役社長 小松 豊 氏

・当社がヴィーガン認証した5品は既にヴィーガンだったので、手元を見直すだけでもいろいろ見つかる
・食の多様化対応は世界標準の取り組みとして今後ますます重要になる
・煎餅がヴィーガンなのは日本人にとっては当たり前だが、外国人の方へその当たり前は通じない

 

参加者からは「全く難しいことはしていないことがよくわかった」等の声が上がり、また終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたまま2時間半のセミナーは終了しました。尚、今後も岩手県は食の多様化事業を注力して推進していくとのことです。

なお、12月1日(水)には「フードダイバーシティ実践セミナー 世界一のヴィーガンレストラン「菜道」が二戸で実演」も開催予定となります。