ご当地料理を一つのテーブルを囲んで

2023年11月11日、岩手県二戸市でハラール、ヴィーガン、オリエンタルベジタリアンに対応したわんこそば国際大会が行われ、3か国から24人が参加しました。

提供されたのは一見普通のわんこそばですが、「そばつゆ」が動物性原材料と、みりんなどのアルコール成分を一切使わず、キノコや昆布や様々な野菜などで作られています。一般のわんこそばはカツオ出汁や、みりんなどを使用するので世界規模では多くの方が口にすることはできませんが、市としてフードダイバーシティ宣言を行う二戸市がこれらの壁を乗り越えて岩手県のご当地グルメを世界中の方に食べてほしいという思いで開催されました。

尚、今回の「そばつゆ」は世界一のヴィーガンレストランの評価を持つ菜道楠本シェフが本大会のために特別に提供したものとなります。

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ヴィーガンの女性「東北に長く住んでいるけど、わんこそばはカツオが入っているから食べられなかった。味もとても美味しかったですし、今回初めて食べることができてとても嬉しかった」

ムスリムの女性「留学で日本に来たけど、うどんやそばはみりんが入っているから食べてはいけないと言われた。今回は日本に来てから初めてそばを食べることができました。ありがとうございました。」

二戸フードダイバーシティ協議会の久慈浩介会長は「最高のおもてなしというのは食べ物を選べたり自由に食べたりできること。日本のどこよりも先駆けて、この街では世界中どんな食の禁忌を持っている人にも優しいまちづくりをしていきたい」と強く語りました。

今後も二戸市としてはフードダイバーシティに関する取り組みを推進していくとのこと。