福島県の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2024年8月26日〜28日、福島県が主催で「食対応のプロに聞いて不安を払拭!食の多様性対応の重要性を学ぶセミナー」が、郡山、会津若松、いわきにて開催され、福島県の飲食店、宿泊施設関係者がオンライン参加も含めて約100名ほど参加しました。
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プログラム

「食対応のプロに聞いて不安を払拭!食の多様性対応の重要性を学ぶセミナー」
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

質疑応答

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当日の様子

基礎から学ぶフードダイバーシティ対応の必要性

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、福島県に来る旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

ヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、ハラールメニュー、ヴィーガンメニューといった形でそれぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスや、ホールスタッフの対応が大幅に削減されることが説明されました。

さらに具体例として、外国人旅行客に受けやすいメニューとして「天丼」を事例に、共通点をしっかりと整理すれば少しの工夫で対応ができる旨が説明され、参加者からも「これならできそう」という声も上がりました。

最後に、福島を代表する料理である喜多方ラーメンやソースカツ丼などが特にニーズが高い旨も説明されました。

このように見ると、シェフの負担が大きい

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

天丼のフードダイバーシティ対応

セミナー終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたまま連日のセミナーは終了となりました。

参加者からは「これまでベジタリアンの方がお客様で来店されたとき、都度都度手間をかけて対応していたが、解決する方法を学ぶことができました。」「これまでの押し付けてくるセミナーとは全く異なり、できる方法にフォーカスを当てた学びの多いセミナーでした。」「ヴィーガンメニューと考えると難しいイメージだったが、山の資源を生かしてメニューを作ればいいことが分かった。」などの声が上がりました。

今後も福島県としては、フードダイバーシティ対応および情報発信を推進していくとのこと。

講演を行う守護