改善を続ける店舗だけが残っていく
フードダイバーシティ対応に取り組む飲食店の中で、実際に継続的な成果を出していく店舗には、ある共通点があります。
それは、「学び続けていること」です。
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① 学ぶ
まずは、
- ムスリム、ハラール
- ベジタリアン、ヴィーガン、台湾素食
- グルテンフリー
- アレルギー対応
などについて知る段階です。
野球に例えるなら、ここは野球のルールを学ぶことになります。
② 始める
次に、
- メニューを作る
- SNSで発信する
- Google Mapsを整える
- 英語表記を追加する
- ポリシーを公開する
など、実際の取り組みを始めます。
野球に例えるなら、とりあえず試合に出るために、最低限のルールを覚えて、バットやグローブなどの道具を揃えた状態です。
③ 結果が出始める
次に、
- 外国人旅行者が来店する
- 口コミが増える
- SNSで紹介される
- メディアに掲載される
など、少しずつ成果が見え始めます。
そして実際、この③までは、フードダイバーシティ株式会社のセミナーに参加し、学んだ内容を疑うことなくとりあえず実践することで、多くの店舗が到達できます。
野球に例えるなら、言われた通りに練習したことで、ビギナーズラックも含めて試合で少しずつヒットが打てるようになった状態です。
多くの店舗は、③で学ぶことをやめる
ここからが重要になるのですが、結果が出始めると、
「もう全てわかった」
「うちの対応は完璧だ」
「とりあえずお客様は何も言ってないから大丈夫」
となり、改善や学習を止めてしまう店舗が少なくありません。
しかし、その状態は非常に危険です。なぜなら、事故やトラブルは上記のタイミングで起きやすいからです。
例えば、よくあるのは、
- 忙しさを理由に、ポリシーの遵守や、さまざまな確認作業を省略してしまった
- 次第に「これくらいなら問題ないだろう」という部分が出てくる
- わからないことをしっかりと調べずに、曖昧にしたまま進めてしまう
- 新しく入ったスタッフへの教育や情報共有が不十分で、対応ミスが起きた
- 仕入れている調味料の原材料が変更されていたにもかかわらず、気付かずに使用していた
- 慣れてきたことで「本当はお肉食べたいんでしょ?」「本当はお酒飲みたいんでしょ?」など、相手の価値観や宗教観への配慮を欠いたコミュニケーションをとってしまった
- 「前のお客様はそこまで厳しくなかった」という経験から、全てのお客様を同じように捉えてしまい、確認やサービス対応が雑になってしまった
といったケースです。
そして実際、このようなタイミングで低評価レビューやクレームが発生し、それまで積み上げてきた信頼が一気に失われることも少なくありません。
④ さらに真剣に学ぶ
結果を出し続ける店舗は、③で止まりません。
- なぜ、来店してくれたのか
- なぜ、口コミを書いてくれたのか
- なぜ、料理を完食されなかったのか
- なぜ、リピートしてくれたのか
- なぜ、SNS投稿の反応が良い日と悪い日があるのか
- なぜ、外国人旅行者はあの料理を嬉しそうに写真を撮っていたのか
- ヴィーガンの基礎、イスラム教の基礎、グルテンフリーの基礎を今一度しっかりと学んでみよう
を真剣に考え続けます。
そして、
- メニュー改善
- 写真改善
- 情報発信改善
- 接客改善
- 翻訳改善
- Google Maps改善
- AI検索対策
- もう一度フードダイバーシティ株式会社が開催するセミナーに参加
を、地道に積み重ねていきます。
野球に例えるなら、“教わった通りにバットを振る”だけではなく、「なぜヒットが打てたのか」「なぜ打てなかったのか」を分析し、さらに相手投手の配球や癖、試合状況まで徹底的に研究している状態です。
本当に強い店舗は「学び続ける店舗」
フードダイバーシティ対応は、「対応したから終わり」ではなく、“スタートラインに立った”状態に過ぎません。
そして実際、最も危険なのは、③で止まってしまうことです。
結果が出始めた段階で学びや改善を止めてしまうと、確認不足や慣れ、過信によるトラブルが起きやすくなり、それまで積み上げてきた信頼を失ってしまうケースも少なくありません。
一方で、④まで進む店舗は、
「まだ改善できる」
「もっと良くできる」
と考えながら、学びと改善を続けています。
そして、その姿勢こそが、長期的に結果を出し続ける店舗の共通点です。