岩手県の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2024年1月17日(水)、岩手県が主催で「ヴィーガン・ベジタリアン受入実践セミナー」がマリオスにて開催され、岩手県内の飲食店、宿泊施設、観光関係者が約40名が会場とオンラインで参加しました。
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プログラム

「ヴィーガン・ベジタリアン受入実践セミナー」(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

「モニターツアー受け入れ事業者の実施報告と取組事例紹介」(30分)
講師:合同会社リルワールド 代表取締役 岩下 晃子氏

質疑応答

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当日の様子

ベジタリアン・ヴィーガン対応を実践する

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、岩手県に来る旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

ベジタリアン・ヴィーガンなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、さらにそれぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスや、ホールスタッフの対応が大幅に削減されることが説明されました。

とくに岩手県は豊富な野菜、三陸の海藻、ブランド化されたキノコなどがあるので、他の県よりもアドバンテージがあると補足されました。

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

実践編として、グランドメニューとして一般客にも提供できるヴィーガンメニューについて考えるワークショップが行われ、考えるポイントとして以下の3つがあげられました。

・すでに厨房にある食材、最寄りのスーパーで買える食材で(地産地消)
・今提供しているメニューの中から(新メニューを作る話ではない)
・岩手県名物料理だとなお良し(旅行者のニーズ)

また、守護からは事例として岩手県名物のじゃじゃ麺などは非常に対応しやすい旨が説明されました。

ワークショップ

岩手県名物のじゃじゃ麺をフードダイバーシティ対応するには

セミナー終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたままセミナーは終了となりました。

参加者からは「本分野において岩手県には大きなアドバンテージがある旨がわかりました」「新しい仕入れや、新しいメニュー作りをしなければいけないと思っていたが、そうではないことがわかりました」「ヴィーガンメニューを作ってと料理人の方には言いにくかったが、簡単な方法がわかったので帰って早速MTGをしたい」などの声が上がりました。

今後も岩手県としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。

ベジタリアン・ヴィーガンセミナーの様子