2021年のベジタリアン・ヴィーガン市場を予測
こんにちは。プラントベースジャパン株式会社の山崎です。弊社はベジタリアン・ヴィーガンをテーマにマーケティングやプロモーションの支援をさせて頂いております。
近頃「代替肉」「ベジタリアン・ヴィーガン」に関連するニュースを見かける機会が増えてきましたね。2020年はヴィーガン元年といっても過言ではないでしょう。
この動きは今後一体どうなるのか?今回は弊社が考える「2021年に市場はこう動く!」という3つの予測をまとめました。
1.国内のヴィーガン市場が伸びて、より「質」に注目が集まるようになる
「コロナで急成長するベジタリアン市場 〜2020年の成長を予測〜」の記事でも紹介した通り、2020年は「コロナ」「野菜不足」をきっかけにヴィーガンに興味を持つ層が増え、大手食品会社や外食チェーンの市場参入が相次ぎました(例:俺のシリーズ、焼肉ライク)。世界の動きから考えると、今後も完全ヴィーガンの方々よりも「週1日から意識しよう」という方やフレキシタリアンの方が増えていくことが予想され、そこにビジネスチャンスが生まれるのではないかと考えています。つまり、完全ヴィーガンのお店を作りましょうという話では決してなく、「選択肢を提供する」というスタンスのお店が重要になってくると思います。そして、市場参入者が増えていくと、「サスティナブル」や「ヘルシー」等を推したマーケティングでは差別化が難しくなっていき、味や価格面での競争が激化する段階に入るでしょう。
2.日本発のヴィーガンプロダクトで世界を目指すようになる
現在急成長中のベンチャー企業「ネクストミーツ社」がベトナムで生産を開始したことで話題を集めましたが、日本企業がヴィーガンや代替肉をテーマに世界を目指す動きが出てくるのではないかと予想しています。その際、物流リスク、エネルギー消費、コスト面などの観点からこれまで以上に「地産地消」「現地生産」を求める流れが強まるでしょう(地域にもよりますが、世界の代替肉メーカーは中国やASEANでの生産を強化しています)。Made in Japanだけではなく「From Japan」という切り口も増えていくのではないでしょうか。
3.アフターコロナで高まるヴィーガン需要、影響は地方にも及ぶ
Future Bridge社の報道によると、コロナの影響で健康意識が高まり、2020年の世界の代替肉市場は73億ドルを記録し、今後の成長率は年平均で117%との予測が立っています。これはすなわち世界のベジタリアン・ヴィーガン需要が高まっていることを意味し、アフターコロナは、ビフォーコロナ以上にベジタリアン・ヴィーガン対応の要求が高まるでしょう。こうした流れを受け、2020年には省庁・地方自治体でもベジタリアン・ヴィーガン対応促進事業が進められてきましたが(群馬ヴィーガンプロジェクト、人吉・球磨地域の対応)、2021年はこの動きが更に加速するのではないでしょうか。
以上となります。
「まずはベジタリアン・ヴィーガン対応の地盤を作るところから始めたい」「対応は進んできているので情報発信をして地域・店舗に誘客したい」等、ベジタリアン・ヴィーガンのマーケティングやプロモーションでお困りの方はプラントベースジャパン株式会社までご相談ください。最後になりますが、2020年も多くの皆様よりご支援を頂きまして誠にありがとうございました。2021年も引き続き何卒よろしくお願い致します。