コロナで急成長するベジタリアン市場 〜2020年の成長を予測〜

こんにちは。フリーフロム株式会社の山崎です。弊社はプラントベース業界でプロモーションや商品プロデュース等を支援させて頂いております。

近頃日本でも「代替肉」「ベジタリアン・ヴィーガン」に関連するニュースを見かける機会が増えてきましたね。

「なんとなく興味はあるんだけど、今ひとつ市場感が掴めない」という飲食店、ホテル、食品メーカー、自治体の皆様向けに「コロナで急成長するベジタリアン市場 〜2020年の成長を予測〜」というテーマでお送りしたいと思います。

①盛り上がりのきっかけはインバウンド

観光庁のレポートによると、世界には6.3億人のベジタリアンが存在し、その数は年々増加傾向にあると言われています。

また、2018年時点では、インバウンドのベジタリアン市場が450〜600億円規模となり、全訪日旅行者のうちベジタリアンが4.6〜6.1%を占めました。

詳しい情報は過去の記事をご参照ください↓

観光庁「飲食事業者等における ベジタリアン・ヴィーガン対応ガイド」における考察
https://fooddiversity.today/article_57830.html

前述の通り、これまでは「インバウンド対策としてのベジタリアン対応」という側面が強かったと言えるでしょう。

②コロナがきっかけ?「日本人」も対象者に

With コロナで野菜不足、運動不足からくる健康不安」の記事でも紹介しましたが、コロナがきっかけで日本人の健康不安が高まっているようです。NHKの報道によるとコロナ太りを実感している人は「57%」にのぼります。

ちなみに観光庁のレポートによると、日本にも約4%のベジタリアンがいると言われています。

「そんなにいるわけない」と思われるのも無理はないですが、「隠れベジ」「ゆるベジ」「週一ベジ」の人も増えてきており、実は身の回りの「あの人」もベジタリアン(よりな生活を送っている方)かもしれません。

日本国内のベジタリアン市場を図にするとこのようなイメージになります。

2,700万人の市場規模

週一ベジについて気になる方はこちら↓

香港発のプラントベース社会企業 ”GREEN MONDAY”
https://fooddiversity.today/article_53613.html

このような状況下、野菜不足・コロナ太り訴求で結果を出されているレストランがあります。ヴィーガンで世界一を獲得した自由が丘の菜道さんです。絶妙なのが「ヴィーガン世界一」ではなく、「野菜料理世界一」という訴求をされている点です。ここのネーミング(訴求)の違いの意味について、気になる方はこちらからご覧ください。

また、味噌煮込みうどんの老舗「山本屋大久手店」では、昨年よりベジタリアン・ヴィーガン対応に取り組まれており、毎月200名以上のベジタリアン・ヴィーガンが来店する人気ぶりですが、コロナ禍における取り組みが興味深いです。

Uber Eatsの売上の半分はヴィーガン? 「なんとなくベジ」な女性が急増中

Withコロナ対策としてUber Eatsを導入された山本屋大久手店。聞く所によると、売上の半分はヴィーガンメニューで、中でも野菜天丼の売上が群を抜いて良いとのことです。興味深いのは、なんとなくベジで選ぶ女性が急増している点です。この「なんとなく」というのは上記「ゆるベジ」にも通ずる点で、ビジネス的観点でも厳格なベジタリアンとゆるベジでは市場規模は雲泥の差です。今後の日本市場のキーポイントはある種の「ゆるさ」だと見ています。マーケティングをする際は是非とも考慮頂きたいポイントです。

この記事のまとめ

これまではインバウンド対策としてのベジ対応でしたが、今後は日本人も対象にした戦略がキーワードになってくるでしょう。その背景にはコロナ太りや野菜不足があり、「ゆるベジ」「週一ベジ」の潜在的なニーズをどれだけ上手く取り込めるかが肝になります。Withコロナは「国内需要(特需)」、Afterコロナでは「インバウンド需要」という整理が分かりやすいかもしれませんね。