ニューヨークの公立学校でVegan Fridaysの取り組みが開始
以前こちらの記事でも紹介した通り、ニューヨーク市長の声明により、同市内でプラントベースフードの提供が加速しています。
前回の記事から抜粋
「OneNYC戦略(OneNYC strategy)」のレポートにも「ADOPT MORE SUSTAINABLE CONSUMPTION PRACTICES (より持続可能な消費行動を心掛ける)」という項目が設けられており、ミートレスマンデーと連携することで牛肉の消費量を50%削減するという目標が記載されています。まずは公立学校や市役所等でも具体的なアクションを取っていくとのことですが、世界に影響力を持つニューヨークが動き出したことで、今後はその他地域へも同様の取り組みが広がる可能性が多いにありそうです。
同記事でも触れられていましたが、2022年2月4日(金)より、ニューヨーク市の公立学校にてプラントベース給食の提供が開始されました。Vegan Fridaysというプログラム名で発足し、現時点では毎週金曜日のみの提供となっています。ニューヨーク市は米国最大の学区とも言われており、提供数は約100万食。
タコス、ピザ、マカロニチーズなど肉や乳製品の代替食品がメニュー化されていくとのことですが、USDA(米農務省)の規定により、牛乳やその他乳製品に関しても生徒の希望に応じて別途提供可能という措置を取っているようです。
ニューヨーク市に関しては市長のアダムス氏自身がヴィーガンということもあり同プログラムの実現に至ったと考えられていますが、同市の流れを受けてカリフォルニア等でも一部学校が同様のプログラムの実施の検討を進めており、今後その他地域への波及も予想されています。
【参考記事】
NYC Public Schools Now Serving Vegan Meals to Nearly 1M Students
著者
山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
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