飲食店様、宿泊施設様向けセミナー

2023年2月20日(月)に一般社団法人 黒潮町観光ネットワークが主催で「今日からできるベジタリアン・ヴィーガン対応勉強会」と題したセミナーが高知県幡多郡黒潮町にて開催され、飲食店、宿泊施設関係者が会場とオンラインで約30名ほど参加致しました。
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プログラム

「今日からできるベジタリアン・ヴィーガン対応とは」(70分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏

トークセッション「ヴィーガンの立場でみた黒潮町の暮らしの中で」(30分)
ゲスト:ティモニーク・ユーバール 氏 黒潮町外国語指導員(ALT)
通訳:クレーマ・リンストローム 氏 黒潮町国際交流員(CIR)

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当日の様子

ベジタリアン・ヴィーガンの受入環境整備について

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場環境や、ルールの全体感、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、効率的なオペレーション構築などが語られました。

またヴィーガンなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野ではありますが、下記図のような共通点を理解して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことであったり、高知であれば田舎寿司などを少しだけアレンジすれば簡単にできる旨が説明されました。

さらにアフターコロナの新トレンドとして、近年で環境への意識が大きく変わったことなどにも触れ、2025年に大阪万博を控える西日本において、そのあたりをしっかりと理解して準備を進めていく必要性について説明がされました。

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

ヴィーガンの立場でみた黒潮町の暮らしの中で

講演するティモニーク・ユーバール氏

続いて「ヴィーガンの立場でみた黒潮町の暮らしの中で」をテーマに、黒潮町在住のALTティモニーク・ユーバール氏(南アフリカ共和国出身)が、約1年間の黒潮町での暮らしの中での体験談として、食事の際に対応されて嬉しかったことや、困ったこと(手書きのメニューはGoogle翻訳ができないこと等)、旅行者目線でのニーズ、さらに豆腐やこんにゃくなど日本で食べておいしかった食材について説明が行われました。

今後も一般社団法人 黒潮町観光ネットワークとしては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。