海賊は本当に存在していた!その歴史と文化が丸わかり

愛媛にある「村上海賊ミュージアム」という博物館をご存知でしょうか。ここはかの戦国時代、日本最大の海賊と称された「村上海賊」という海賊団を徹底的に掘り下げた、実に珍しいテーマのミュージアムです。海賊とは一体どのような集団なのか、そして海賊たちは乱世の中で何を成したのか、なかなか詳しく知ることのできない本物の海賊の歴史、文化を知り尽くすことができるこのミュージアム。他では見ることのできない貴重な展示物も数多く、愛媛観光の際には是非とも体験しておきたいスポットです。

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。

乱世を独自の姿勢で進んだ「能島村上氏」とは?

まずはこのミュージアムの中心となる海賊「能島村上氏」についてご説明していきましょう。
かつて14世紀中頃から、瀬戸内海において「村上海賊」という海賊たちが幅を利かせていました。能島・来島・因島に拠点をおいた三家から成る村上海賊は、その優れた機動力によって国内の軍事・政治や海運の動向をも動かすほどの支配力を発揮。三家の中で最も独立性が強いとされたのが宮窪に本拠を持つ能島村上氏で、彼らは周辺の戦国大名たちと関わり合いながら海上交通や海の安全、交易・流通を担う重要な役割で大いに活躍。当時日本を訪れた宣教師ルイス・フロイスは、能島村上氏を「日本最大の海賊」と称しました。

海賊たちの功績から、その生活までもを辿る奥深い展示

ミュージアムの1階は、村上海賊をはじめ海賊中世の歴史に関する書籍などが揃う図書室「海賊ライブラリー」が知識の宝庫といった趣で印象的。そしてさらなるディープな海賊の世界は2階の常設展示室に待っています。
この展示室では様々な古文書、遺跡出土品、伝来美術工芸品、民俗資料などが勢揃い。海から日本を守り、開拓した能島村上氏の実態、活躍の歩みを深く理解できます。発掘調査で出土した遺構や遺物を基にした海賊たちの生活にまつわる展示も、ここでしか体験できない興味深いもの。眺めるほどに海賊の世界へと夢中になっていくこと間違いなしです!

目玉は「村上家記念室」。貴重な展示の連続に驚く

そして目玉となるのは「村上家記念室」。ここでは能島村上家の子孫に伝来する貴重な古文書や美術工芸品が出し惜しみなく展示されており、丹念な修復によって蘇った当時の甲冑、村上水軍の家紋が刻まれた伝説の陣羽織など、全くもって驚くしかない充実のエリアです。同じく2階には「わくわく体験ルーム」という部屋も存在。ここは甲冑や小袖を着て記念撮影を行えるエリアで、記念に一枚写真を残すのも楽しい体験となるでしょう。
「海賊」というと、海の世界で理不尽な悪事を働く無法者たちというような負のイメージを思い浮かべがちですが、このミュージアムを体験すると、海賊というものの本来の姿がみるみるうちに浮かび上がってきます。この貴重なミュージアムへ、是非一度足をお運び下さい。

「村上海賊ミュージアム」基本情報

住所 愛媛県今治市宮窪町宮窪1285番地
電話番号 0897-74-1065
入場料 一般:310円 学生:160円
営業時間 午前9時~午後5時
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は原則翌日振替)
12月29日から1月3日まで
ホームページ https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/suigun/

交通アクセス

※以下のリンクをご参照ください

交通アクセス|村上海賊ミュージアム
https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/suigun/access/