日本人のルーツを学べるスポット

山口県下関市、響灘に面する土井ヶ浜の海岸の砂丘にある、弥生時代の埋葬跡「土井ヶ浜遺跡」その、ビジターセンターである「人類学ミュージアム」では、遺跡から出土した人骨や遺物の展示、遺跡の全容を紹介している博物館があり、この一帯は「土井ヶ浜弥生パーク」として整備されています。

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。

土井ヶ浜遺跡

国の指定史跡となっている「土井ヶ浜遺跡」。ココでは、非常に状態の良い弥生人の人骨300体などが出土されています。それら人骨は従来の縄文人と異なる「高身長・面長・鼻根部が扁平」という特徴を持っていました。このことから「弥生人の渡来・混血説」が導かれました。また埋葬された人骨には、土井ヶ浜遺跡では採れない貝などで作られた装飾品を身に着けており、弥生時代にこの土地では、交易が行われた実態も見えてきました。これらのことから、日本人のルーツを探るうえで、非常に重要な遺跡なのです。

人類学ミュージアム

・常設展示
館内では、土井ヶ浜遺跡で発掘された弥生人の骨の特徴と、時代ごとに変化する日本人の骨の特徴の解説展示。貝の装飾品、土器などの出土品の常設展示が行われています。

・弥生シアター
3D立体映像で、土井ヶ浜の弥生人に謎に迫る映像を上映しています。

・土井ヶ浜ドーム
土井ヶ浜遺跡で最も多くの人骨が出土した場所にドームを作り、遺跡保存をしています。ドーム内には約80体もの人骨模型を設置し、発掘当時の姿が復元されています。

「土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム」基本情報

住所 下関市豊北町神田上891-8
電話番号 083-788-1841
入場料 大人 200円
大学生等 100円
営業時間 9:00~17:00
休館日 月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)年末年始
ホームページ https://shimonoseki.travel/spot/detail.php?uid=273

交通アクセス

※以下のリンクをご参照ください。

人類学ミュージアムご利用案内
http://www.doigahama.jp/guide/index.html