欧米のスーパーに行くと「Seitan」と書かれた商品を見かけることがあります。
近年の代替肉ブームで注目を集める食材の一つと言われていますが、正体はなんと日本の伝統食材なのです。

Plant based newsより引用

今回はその「Seitan(セイタン)」の歴史や食べ方、今後の市場性について解説していきます。

セイタンとは?

日本ではあまり馴染みのないセイタンですが、実はその正体は「麩」です。

「セイタン」とは「正しいタンパク質」の「セイ(正)」と「タン」をとって作られた造語で、命名者はマクロビオティック提唱者の桜沢如一氏と言われています。
1960年代のマクロビブームの時に欧米で麩の概念が広まりました。

そんなセイタンの人気の秘密は「低脂肪、低コレステロール、低糖質」。
ヘルシーな食材としてのブランディングに成功しているようです。

セイタンの食べ方

vegan food and livingより引用

vegan food and livingより引用

ヴィーガン情報サイト「vegan food and living」をのぞいてみると、セイタンのレシピが紹介されていました。

ハンバーガーやステーキ、タコスなど、あらゆる料理の食材として使われているようです。(詳しくはこちら

代替肉ブームで再ブレイク?セイタンの市場性は?

「Tech navio」より引用

マーケットリサーチ会社「Tech navio」によると、2018年のセイタン市場は約70億と言われていますが、2026年には100億円を超える市場と予測されています。
大豆タンパクに比べると市場規模は小さいですが、日本のお麩メーカーにとっては新たな商機を掴むチャンスとなるかもしれないので、ぜひチェックしていきましょう。

著者

山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
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