優雅な朱色の社殿「日御碕神社（ひのみさきじんじゃ）」

360年以上もの歴史ある重要文化財

島根県出雲市にある「日御碕神社（ひのみさきじんじゃ）」は、島根半島西端の港近くの松林の中にあります。鮮やかな朱色の社殿で、まるで竜宮城のような優雅な姿をしています。社殿は大きく2つに区分されていて、上の本社、下の本社があります。
上の本社は「神の宮（かみのみや）」と呼ばれ、「素盞嗚尊（すさのおのみこと）」が祀られています。
下の本社は「日沈の宮（ひしずみのみや）」と呼ばれ、「天照大御神（あまてらすおおみかみ）」が祀られています。
1953年（昭和28年）には、社殿や境内の石造建築物なども含め、国の重要文化財に指定されています。

ご利益は特に厄除けで、他にもに縁結びや金運招福、夫婦円満、家運繁栄、交通安全、火防守護、殖産興業、五穀豊穣、安産など多くのご利益がある神社です。

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日御碕神社の歴史や神話

日御碕神社の歴史は紀元前まで遡ると言われています。

上の本社（神の宮）は安寧天皇13年（紀元前536年）に勅命により建立されたとされています。社伝によると、出雲国の国づくりを終えた素戔嗚尊が柏の葉を取って投げ、「吾が神魂はこの柏葉の止まる所に住まん」と言って占ったところ、この神社の背後の「隠ヶ丘」に止まったことから、素戔嗚尊の子とされる「天葺根命（あめのふきねのみこと）」が後にこの地に「素戔嗚尊の神魂が鎮まる地」として祀ったのが始まりと記されています。

下の本社（日没の宮）は昔、天葺根命が経島（ふみしま）にいた時に、その島の上にあった松がある日突然光り輝き、天照大御神が降臨して、「吾はこれ日ノ神なり。此処に鎮りて天下の人民を恵まん。汝速かに吾を祀れ」との勅命を受け、経島に天照大御神を祀ったのが最初とされています。後に、948年（天暦2年）に村上天皇の勅命で現在の場所に移されました。日没の宮と呼ばれるのは「伊勢大神宮は日の本の昼の守り、出雲の日御碕清江の浜に日沈宮を建て日の本の夜を守らん」との神勅によるもので、昼を守る伊勢大神宮に対して、夜を守る日御碕神社と建てられたからです。

現在の社殿は徳川幕府の3代目将軍、徳川家光が1637年（寛永14年）から7年かけて1644年（寛永21年）に建立されたものです。

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美しい権現造りの社殿

権現造りとは、石の間造（いしのまづくり）、または八棟造り（やつむねづくり）とも呼ばれる日本の神社建築様式の1つです。各棟に豪華な屋根を重ねて配置する建築様式で、本殿と拝殿を「石の間」と呼ばれる幣殿で繋いでいるのが特徴です。平安時代に始まったとされ、江戸時代に広く用いられるようになった建築様式です。この建築様式を採用している建物で有名なのが、日光東照宮です。

壁や木の切り口は白色に、柱や横木などは朱色に塗られ、そのコントラストが色鮮やかで荘厳な雰囲気を醸し出しています。内壁や天井などには狩野派や土佐派の絵師による絵が描かれていて、また柱や屋根などには龍や虎、亀などの彫刻が彫られています。細かいとこにも色んな建築技術や装飾が施されていて、桃山時代の面影を残した見事な社殿になっています。

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神職以外は立ち入り禁止「経島（ふみしま）」

日御碕神社から西方に向かって約100メートル沖の海上に経島（ふみしま）はあります。かつては日御碕神社があり天照大御神を祀っていたとされるこの島は、ウミネコの繁殖地でもあります。毎年約5000羽ものウミネコが11月下旬から飛来し、経島で繁殖しています。大きさは約3000平方メートルの無人島で、ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されています。

経島は聖なる島として神職以外の人の立ち入りを禁止しています。しかも、神職の方でも1年に1度しか上陸できません。神職の方が上陸できるのは毎年8月7日の例祭の時のみ。島の上には鳥居が立っていて、夕方に宮司が祭事を行う姿は神々しく見えます。

神話にまつわる日御碕神社へぜひお越しくださいませ。

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島根県にあるハラールレストラン

竹葉(ちくよう)

美しい日本庭園と横山大観の作品がたくさん所蔵されている足立美術館。その足立美術館から徒歩30秒のところに『竹葉』はあります。『竹葉』は、島根県安来市(やすぎし)にある日本観光旅館・お食事処です。

豊かで美しい自然環境に恵まれた、山陰の安心安全な食材を使ったマクロビオティック会席は『竹葉』オリジナル。玄米などの完全穀物や有機農法で育てられたお野菜などを中心に、山陰ならではの食材を丸ごと楽しむことができます。

マクロビオティック会席には、緩やかなマクロビオティック食のコースと、動物性のものが一切入っていない厳格なコースがあります。

ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール対応が可能なお食事処です。ご利用の3日前までには予約が必要となります。

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