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Online開催となったWorld Halal Expo 2020 Virtual
2020年9月30日、World Halal Expo 2020 Virtualにフードダイバーシティ株式会社取締役の横山が登壇しました。
本エキスポはマレーシアの民間企業であるMy Event International 社が主催したもので、今年が初開催となります。当初は今年2020年3月に開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、半年遅れてオンラインでの開催となりました。
本エキスポは食だけではなく金融、医療、教育、旅行といったイスラム産業全体をカバーした商談会を目指しています。特定分野に特化しない総合展示会は焦点がぼやけがちであることが多いですが、本エキスポの今回のテーマはナイジェリア市場に特化したものでした。
ナイジェリアは西アフリカに位置する人口2億人を擁する大国です。人口でいえばアフリカでは最大で、世界でも7位という規模です。近年の経済成長を受け、同国はアフリカにおけるハラールハブになることを標榜しています。マレーシア貿易開発公社(MATRADE)は自国の中小企業の輸出をナイジェリアで伸ばそうと、熱のこもったプレゼンテーションを展開していました。
弊社横山からは日本の食の現状について解説。他のスピーカーがハラールを繰り返し強調する中で、日本で広まりつつある食の多様性(フードダイバーシティ)について主に下記3点を説明致しました。
・プラントベースド(植物由来食品)から考えれば、ハラールもフードダイバーシティの一つ
・世界的にハラール認証システムが統合されないのであれば、認証の先を考えた方がよいのではないか
・今回のコロナ騒動は人類にそれを敷いているのではないか
ベジタリアンやヴィーガンが日本でも普及し始めたことについて、参加者は少なからず驚いていましたが、最後「SDGsの観点からも今後は肉食好きが多いイスラム諸国でもプラントベースドが普及し始めると思います」という言葉には賛同の声も多く上がりました。