佐賀・唐津の穴場史跡!その不思議な世界を見てみよう

北部地域の中心都市として栄え、特筆すべき観光名所も多い佐賀・唐津市。歴史的な資料価値を持った場所も充実している街ですが、県指定史跡として認定された「鵜殿石仏群(うどのせきぶつぐん)」はその中でも実にミステリアス、かつとても珍しく映るものでしょう。
今回はこの史跡にスポットを当てて、その不思議な世界を詳しく見ていきます。

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多種多様な石仏様たち。その成り立ちとは?

切り立った磨崖に彫られている多種多様な石仏様はどれも格調高く、奥にある様々な歴史を自然と感じさせます。これらは大同元年(806年)に刻まれたと言い伝えられています。
石仏群の成り立ちは弘法大師が仏像を刻んだことに始まると伝えられ、十一面観世音や多聞天・持国天など、そこには60余体の磨崖仏が刻まれています。

当時の全体像は失われ、残ったのは様々な石仏様

一つ一つ顔も異なり、異国の遺跡のような空気感も漂わせる石仏群。実は当時の像は失われ、存在していた洞窟も崩壊した後のもの。歴史の生き証人として、この石仏群だけが息づいているのです。前述の通り、佐賀県の指定史跡に選ばれているのも納得の貴重度です。
かつては平等寺というお寺も建立されていましたがこちらも焼失しており、今なお現存するのは石壁のみとなっています。

大きな信仰心ゆえの見応え。これこそ歴史の一ページ

かつて存在していたという敷地全体の様子までしっかり見てみたい!という気分にもなるくらい、石仏様たちの存在感、迫力、その見応えは本物です。
大きな信仰心のもと、かつて生きた人々が作り上げた歴史の一ページ。それがこの鵜殿石仏群と言えるでしょう。ぜひ、現地にてその姿をご覧になって下さい。

「鵜殿石仏群」基本情報

住所 佐賀県唐津市相知町天徳
電話番号 0955-53-7125

交通アクセス

※以下のリンクをご参照ください

交通アクセス|鵜殿石仏群