瀬戸内海の全てを網羅した歴史的資料館!
四国地方近辺を代表する自然の世界といえば、やはり瀬戸内海でしょう。とてつもなく広大な面積と海岸線を誇り、豊かな生態系や風光明媚なロケーションを有するこの海。ここにスポットを当てた観光スポットが、今回ご紹介する香川の「瀬戸内海歴史民俗資料館」です。
その建物のデザイン性は日本建築学会賞から公共建築百選に至るまで多くの高い評価を受け、館内の展示は国の重要有形民俗文化財に指定されているものも多数。香川という街、ひいては四国最高峰の歴史的な資料館となっているのです。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。
たくさんの文化財がお出迎え。瀬戸内海の歩みを知る
どこを見渡しても絶景が広がる香川の名スポット・五色台の北側に位置する当館。ここでは瀬戸内地方の歴史や民俗に関する資料の収集、展示、調査・研究が日々行われ、貴重な収蔵品の数々が瀬戸内海という世界の歩みを物語ります。なんとここには約22,000点余りの民俗資料が収蔵されており、その中の5,966点が文化財に指定されているのです。
瀬戸内海にまつわる記録ということで、海に関する展示は特に充実を見せています。例えばかつて三豊市詫間町で活躍したタイ縛網船に代表される様々な漁船の実物展示は巨大、かつ奥底まで年季の入った迫力あるもの。瀬戸内海の魚の剥製や古来の漁に使われていた道具類も実に珍しく、自然と目を惹きます。
午後から休みとなったので 瀬戸内海歴史民俗資料館「戦後香川の新たな産業工芸創出」と「記録にみる香川の地震」の展示を見に行く。#瀬戸内海歴史民俗資料館 #山本忠司 #石積み pic.twitter.com/KBB2AkjelX
— 庵治石 採掘元 三好石材 (@miyoshi8455656) May 3, 2022
観覧無料にして5,000点以上もの貴重な展示物!
瀬戸内海近郊の民俗的な資料も見逃せないところ。古来の祭に使われていた獅子やだんじり、「背負子」とも称されていた背負運搬具のコレクション、さらには古来の御神体や縁起物といった当時の漁民たちの信仰にまつわるものなどなど、集まっている資料は流石の多種多様さ。眺めているだけでずっと昔の瀬戸内海へタイムスリップしてしまうような充実の展示です。こういった幅広い展示が観覧無料というのも素晴らしいポイントです。
展望台の眺めも素晴らしい絶景!多くの発見がこの資料館に
様々な展示に加え屋上には展望台もあり、瀬戸内海の眺めを大きく見渡すことができます。よく晴れた日には瀬戸大橋まで見えてくるこの展望台、自然の緑と雄大な海が非常に印象的です。香川という街の美しさを凝縮したようなこの眺めも見逃せないところでしょう。
その他にも随時開催されている専門的なワークショップ、館蔵品等を紹介するテーマ展示も充実しており、何度来ても深く学びを得ることができる観光スポットになっています。香川へお越しの際は、ぜひともチェックしてみて下さい。日常では見つからない新たな発見ができること間違いなしです!
「瀬戸内海歴史民俗資料館」基本情報
住所 | 香川県高松市亀水町1412-2 |
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電話番号 | 087-881-4707 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日、年末年始 |
ホームページ | https://www.pref.kagawa.lg.jp/kmuseum/setorekishi/index.html |
交通アクセス
※以下のリンクをご参照ください
交通アクセス|荒尾市
https://www.pref.kagawa.lg.jp/kmuseum/setorekishi/visitor/access.html