かつて世界経済に影響を与えるほど銀を採掘していた銀山
島根県太田市にある「石見銀山」。世界遺産にも登録されているこの地は鉱山跡、街道、港、住まいの場所などが史跡として残されており、世界遺産登録後注目が集まり、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。当時、実際に銀が採掘されていた間歩への見学や、街道を歩きながら当時の雰囲気を感じることがができるでしょう。また石見銀山のことをより深く知るための、施設などもあります。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。
【日本/島根】石見銀山遺跡とその文化的景観
16~17世紀初頭にかけて発展した銀山と、その周辺の景観を含めた文化遺産。そのおもな構成遺産は銀山柵内、龍源寺間歩、熊谷家住宅、代官所跡、羅漢寺五百羅漢、温泉津沖泊道、鞆ケ浦、温泉津など。 pic.twitter.com/NK328cS8Vl— 世界遺産好き! (@fsc7777) October 1, 2021
石見銀山の歴史
日本最大級の銀山「石見銀山」。銀の採掘が行われていたのは1500年代中ごろ以降から約400年に渡って銀の採掘が行われました。この銀は海外との交易の際に多く利用されました。最盛期には世界の銀生産出量のおよそ3分の1を占めていた日本の銀のほとんどが石見銀山から採掘されたものだったそうです。
2007年石見銀山は、「1500年〜1800年初頭までに世界経済に与えた影響」「銀生産の考古学的証拠がとても良い状態で保存されていること」「銀山、鉱山集落、輸送路など鉱山活動の総体を留めている」などの観点から、ユネスコ世界遺産に登録されました。
石見銀山は
戦国時代後期から
江戸時代前期にかけて
最盛期を迎えた
日本最大の銀山で世界遺産にも登録されてます
pic.twitter.com/MwBvBopXPz— 島根の常識☆非常識 bot (@shimanenohutuu) October 4, 2021
鉱山をより深く知るためのスポット
・大森の町並み
銀山と共に栄え、石見銀山領の中心地であった大森の町。武家屋敷や大森代官所跡など、昔の町並みがそのまま残されており、伝統的建造物群保存地区に指定されています。そんな町中を散策すると、タイムスリップした気分に浸れます。
View this post on Instagram
・龍源寺間歩
石見銀山には、鉱石を採掘するための坑道通称「間歩(まぶ)」が約600以上存在します。龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)は、現在唯一一般公開されている間歩です。全長約600mで、そのうち273mが公開されており、実際に中に入ることができます。中はひんやりとしており、壁には当時のノミで跡が残っており、当時雰囲気を感じることができるでしょう。
View this post on Instagram
・石見銀山世界遺産センター
館内では、銀山遺跡全体が見られるジオラマや「大久保間歩」の一部を忠実に再現した展示室、実際に30kgの銀塊を持つことができるなど、石見銀山の歴史や鉱山技術を学ぶことができるスポットです。
View this post on Instagram
「石見銀山」基本情報
住所 | 島根県大田市大森町 |
---|---|
電話番号 | ※大田市観光協会 0854-88-9950 |
ホームページ | https://www.ginzan-wm.jp/iwami_ginzan/ |
交通アクセス
※以下のリンクをご参照ください
交通情報 | 島根県大田市観光サイト
https://www.ginzan-wm.jp/traffic_info/