しっかりと考えたいアレルギーのこと
こんにちは。食の多様化対応を支援しておりますフードダイバーシティ株式会社の守護です。
アレルギーについて、Food diversity.todayで触れるのは初めてです。
これまで多くの存在を認識しつつも「アレルギーは万が一にも間違ってはいけない」という考えで、正直積極的に取り組んではこなかった分野でした。
しかしここ数年で多くのヴィーガンレストランと関わらせて頂き、その中でアレルギーを持つ方のご来店が非常に多いことが分かりました。お店によってはお客様の2割くらいがアレルギー要因での来店ということもありました。考えてみればアレルギーの約60%を占めるのは「卵」と「乳」ですので、フルヴィーガンレストランはこの2つの摂取リスクがコンタミレベルで無くなるわけです。
そして先日ヴィーガンレストラン菜道でお会いした様々なアレルギーを持つ女性と実際に話し、彼女が書いた卒業論文を読ませて頂きました。
食の仕事をしているのに、正直何故この声にこれまで耳を傾けてこなかったのかを恥じるとともに、同時にこれまで弊社として取り組んできたハラールやヴィーガン同様、彼らが求めている本質は「コミュニケーション(寄り添う姿勢)」、「様々な人が同じテーブルを囲むことの価値」、「社会の理解」ということも分かりました。また解決すべき社会課題もはっきりと認識できました。弊社としてはこれからできること(知識の啓蒙と仕組み作り)から一歩ずつ進めていこうと思いますが、この卒業論文を読まなかったらそう思えなかったかもしれません。是非とも皆様にもご一読頂きたいと思っております(本人より掲載の許可済)。
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