九州で最後まで残った炭鉱の島
今回は、長崎県西彼杵半島の西方に位置する池島を紹介します。1952年から2001年までの約49年石炭の採掘が行われていました。現在、閉山した炭鉱は、電動トロッコに乗って炭鉱内を巡る見学ツアーが人気を博しています。
池島の昔と今
長崎県の西彼杵半島から約7kmほど西側に浮かぶ周囲4kmの小さな島が「池島」です。同県の島で、世界遺産に登録された「軍艦島」と同じく石炭産業が盛んで、国内の近代化から世界のエネルギー産業発展に大きく貢献しました。1952年に炭鉱開発が行われ、最盛期には、この小さな島に約8000人もの人が住むほど、石炭産業が盛んでした。しかし、世界的に石炭から石油へとエネルギー源の需要が高まったことで、石炭需要の減少による産業衰退により2001年に炭鉱閉山となりました。現在も島には約150人ほどの人が暮らしており、閉山した炭鉱を再活用した見学ツアーで近年、観光客を増やしつつあります。
今話題の炭鉱見学ツアー
実際に電動トロッコに乗って炭鉱の中を見学して回ることができる、炭鉱内の見学ツアーが人気です。ツアーには当時働いていた元炭鉱マンの方の解説を聞きながら、炭鉱内を進んで行きます。途中、稼働当時に使用していた機械を実際に動かす体験なども行っています。貴重な体験ができるこのツアー、池島に来た際はぜひ参加をオススメしますよ。
※1 この見学ツアーは電話かインターネットによる事前予約が必要になります。
※2 見学ツアーに参加する方は、汚れてもいい服で参加しましょう。また足場が悪く安全のため、ハイヒールやサンダルでの参加はできませんので注意しましょう。
池島詳細情報
交通アクセス
長崎市│池島への交通手段
https://www.city.nagasaki.lg.jp/shimin/121000/121200/p027560.html
池島炭鉱内ツアー
こちらのリンクからのネット予約が可能です。
池島炭鉱坑内体験ツアー – 長崎さるく
https://www.saruku.info/tour/gaku_01_1/