満足度をあげるために注意したい認識の違い

皆様、こんにちは。フードダイバーシティ株式会社の守護です。

外国の方をアテンドするときに「和食(Washoku)を食べたい!」とよく言われます。
最初は「和食だね、了解!」ということで、日本人が想像する和食のお店にお連れするも苦笑いが続くことがありました。

よくよく聞くと、もちろん全てではありませんが和食(Washoku)とは下記図の下のようにいわゆるB級グルメを指しているのだと分かりました。

ちなみにヴィーガンでおなじみの自由が丘菜道さんのメニューは基本B級グルメですが、レビューなどを見ると「Traditional Washoku」とよく書かれています。いわゆるラーメンなどのことを「伝統和食」と呼ぶ日本人はほとんどいないと思いますが、ここで改めて日本人との認識の違いを感じます。

外国人の方が求めているのはB級グルメであることが圧倒的に多いですが、それはベジタリアン、ヴィーガン、ムスリムも同様です。つまり彼らのニーズはB級グルメのベジタリアンアレンジ、ヴィーガンアレンジ、ハラールアレンジが食べたい!ということです。

しかし現場では下記のような事例も多いと聞きます。
・お客様から「精進料理」と言われて、伝統的な精進料理を出した時も満足度はとても低かった
・お客様から「ベジタリアン」と言われて、サラダを提供したらほとんど残された
・お客様から「ハラール」と言われて、インドカレーやケバブを出したら苦笑いされた

満足度を上げるためには認識の違いをしっかりと理解することが一歩だと思います。

最後に日本人が想像する和食のニーズは、いずれは来るんじゃないかと密かに思っています。
日本人でも海外ではまず「馴染みのあるもの」から食べていくので、ここは慣れの問題ではないでしょうか。