北九州で初めて開催された食の多様化対応セミナー
2019年6月20日、九州国際大学主催により「今、フードビジネス業界に求められているグローバル化 ~イスラム教徒のための“ハラール対応”のあり方とは」と題したセミナーが行われ、県内外約100の事業者や学生参加した。
概要は以下の通り。
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日 時: 2019年6月20日(木) 13:00~16:00(開場12:00)
会 場: 九州国際大学 KIUホール
料 金: 無料
プログラム:
◆第一部 基調講演 13:10~14:30
1.守護彰浩氏(フードダイバーシティ株式会社代表取締役)
「フードビジネス業界に求められるグローバル化」
2.阿良田 麻里子氏(立命館大学食マネジメント学部教授)
「初期投資不要のハラール対応の始め方~イスラム教徒のハラール解釈と消費行動の多様性を考慮して」
3.ダハラン・ナリマン(Dahlan Nariman)氏(立命館アジア太平洋大学准教授)
「立命館アジア太平洋大学(APU)における“ハラール対応”の歩み」
◆第二部 シンポジウム 14:40~16:10
1.「九州におけるフード・ビジネス企業による“ハラール対応”の具体的取り組みとこれから」
2.「ムスリム・フレンドリーな地域づくりのために何ができるか」
◆シンポジウム終了後 16:20~17:30 (自由参加)
ハラール対応ミニ相談会 /地域のムスリムたちとの交流会/ハラール肉・料理の試食
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第一部では弊社代表守護から前段として下記のマトリクスを用いた食におけるルール全体感、世界標準の取り組みについて、共通点を探す重要性について話がされ、表題通り各専門分野の部分で阿良田氏とダハラン氏にバトンが渡されました。
第二部ではまずハラール対応に取り組む企業様からの声が届けられました(敬称略)。
こちらでは現在の取り組み、そして課題となる国内ハラール認証の統一やハラール物流について議論が交わされました。またハラールもつ鍋を提供する極味やからは現状の手応えや味の好みなど現場の声が届けられました。
・ゼンカイミート株式会社
・南薩食鳥株式会社
・株式会社わっはっは(もつ鍋極味や)
その後、九州に在住ムスリムから現場の声が届けれ、厳しすぎる対応よりは、まずは豚が入っている表記だけでも選択肢が増えてとてもうれしいなどの声が上がりました。
最後はインドネシア大使館からの食事提供と各企業様の商品を試食にて終了しました。展示企業様は下記の通り(敬称略)
・ゼンカイミート株式会社
・南薩食鳥株式会社
・ロイヤル株式会社
・インドネシア大使館(協力)