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万博会場内でムスリムが食べられるものは?
いよいよ開催された 大阪・関西万博2025(通称:大阪万博)。世界中の国々や最先端のイノベーションが一堂に会し、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げるこの一大イベント。最新技術や展示だけでなく、グルメも大注目です。

しかしながら、ムスリム旅行者にとって気になるのは「ハラール」対応の食事。実は、万博会場内ではハラール表記のある食事はまだ少ないのが現状です。そこで注目したいのがヴィーガン(完全菜食)メニュー。動物性原材料を使っておらず、ムスリムにとっても「条件次第」で安心して食べられる選択肢となります。
今回は会場内で見つけたヴィーガンフードをご紹介します。
今回ご紹介している食事については、動物性原材料の使用有無を確認したうえで掲載しております。ただし、調味料などにアルコールが含まれているかどうかまでは、確認が難しい場合も多くありました。そのため、本記事はあくまでも参考情報としてご覧いただき、実際に召し上がるかどうかはご自身の判断にてお願いいたします。
QBB ダイバーシティ・フレンドリーキッチン(大阪ヘルスケアパビリオン)
東ゲート近くの大阪ヘルスケアパビリオン内にあるこのフードスタンドは、すべてが100%プラントベース。注目メニューはこちら:
- ヴィーガン串カツ(750円)
- 「未来のおみやげ」ヴィーガンチーズプリン(750円)
- グルテンフリードーナツ(500円)




すべての料理がヴィーガン認証済。ただし、調味料にアルコールを含む可能性があるため、必要に応じてスタッフへご確認ください。英語メニューあり。
ヴィーガンカフェ(Future Lifeゾーン)
西ゲート側のFuture Lifeゾーンにあるフードトラック。見逃せないメニューはこちら:
- ヴィーガン担々麺(1,500円)
- カラフル野菜のヴィーガン餃子(900円)
- ごま入りヴィーガンあんこ団子(500円)




日本ベジタリアン協会の認証を受けており、動物性素材不使用。英語表記も明確です。
NISSEIソフトクリーム
QBBのすぐ近く、大阪ヘルスケアパビリオン内にあるNISSEIのソフトクリームスタンドも要チェック!
- 乳製品・卵不使用のソフトクリーム(バニラ・いちご・エスプレッソ・アールグレイ)
※大豆を含みます


機械が巻いてくれるパフォーマンスも可愛くて楽しい!溶けやすいのでお早めに。
NATUREVERSE Kitchen by PASONA(西ゲート外)
大豆ミートを使った“唐揚げ風”ジャンクフードが楽しめるキッチンカー。
- 大豆ミート唐揚げ
- ソイミートバーガー

F Fields Café(安らぎの森ゾーン)
自然とテクノロジーが融合した空間にある隠れ家カフェ。ここでは:
- プラントベースのおにぎり弁当(※当日は売り切れ)
- 冷やしヴィーガンカレーうどん
- 大豆入りのムスリム対応「ハタケノ」まん




緑に囲まれた空間でゆったり食事ができ、ハラールとヴィーガンの両方を考慮した料理が楽しめます。
ムスリム訪問者向けのアドバイス
- 飲食物の持ち込みは可能(入場時に荷物チェックがあります)
- 多くの店でアレルゲン表示や英語メニューが用意されています。不明点はスタッフに確認を。
- ヴィーガン=ハラールではありませんが、適切に選べば安心して食べられる選択肢になります。
祈祷室(安らぎの森ゾーン・東ゲート付近)
東ゲート近くの「安らぎの森ゾーン」にある祈祷室は、男女別に分かれており、ウドゥ用の洗い場と畳の礼拝マットも完備。日本らしい落ち着いた空間です。




近くに子ども用の遊具や休憩所がありますが、内部はとても静かで落ち着いた空間です。旅の途中で心を落ち着けたいときにぴったりの場所です。
大阪・関西万博2025について
大阪・関西万博2025は、2025年4月13日から10月13日まで開催。会場は大阪・夢洲(ゆめしま)。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、160以上の国と地域が参加。未来社会に向けた革新と共生のアイデアを紹介します。
最先端技術、文化展示、多彩なパビリオンを通じて、世界とのつながりを感じられる場となっています。