香川に栗林公園あり!日本を代表する文化財庭園
今回ご紹介するのは、香川、ひいては日本全体を文句なしに代表すると称したくなる文化財庭園「栗林公園(りつりんこうえん)」!悠然と穏やかな空間でありながら、目に映る自然の一つ一つに壮大な威風堂々さまでもを感じさせてくれる、実に素晴らしい観光スポットです。国内での絶えない人気も勿論のこと、フランスの有名旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』での最高評価の三つ星獲得を筆頭として、世界全体での高評価も極めて力強い名勝なのです。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。
美しい緑が光る定番撮影スポット「飛来峰」
平庭部のみで東京ドーム3.5個分という壮大さの栗林公園。文化財庭園の中で最大の広さを持つこの公園は、高松藩主松平家の別邸として歴代藩主が修築を重ね、300年近く前に完成したものです。池の周りを散策できるように造られた回遊式庭園内には、6つの池と13の築山が存在。そのどれもが驚くしかない風光明媚さを持って佇んでいます。
見どころは多数ですが、公園を代表する景観として挙げられるのが「飛来峰(ひらいほう)」。ここは富士山に見立てて造られたと言われる築山で、山頂近くにある珪化木(けいかぼく)の石組みは富士山に積もる雪を表現したとも伝えられます。どこまでも美しい緑と、研ぎ澄まされた庭園の美学を深く実感できるこの場所は、定番の撮影スポットとして支持され続けています。
ハスが見頃となりました。
真っすぐ伸びた茎が大きな花を支える姿は、凛としていて気持ちの良いものです。
群鴨池ではガガブタが咲き始めており、青渓ではヤブカンゾウが花をたくさん咲かせています。
7月の開園時間は、5:30~19:00です。
ご来園お待ちしております。 pic.twitter.com/o0krI40JS0— 栗林公園 Ritsurin Garden (@ritsuringarden) July 4, 2023
どこを眺めても絶景ばかり。和船周遊も忘れず体験したい
歴代藩主もこよなく愛したという大茶屋「掬月亭(きくげつてい)」も重要な場所です。園内のどこからでも出入りができるよう、四方に正面を配したこの大茶屋も景観が抜群。数寄屋造りの繊細さが輝くような建物の中から、大らかな自然を不思議と間近に感じて味わえます。
こういった絶景・名エリアの数々を最も手軽に楽しめるのが、和船に乗って南湖を周遊するコース。船からでないと近づけないスポットや見られない眺めも多数ですから、これは乗船しない手はないでしょう。和船の上から楽しめるスポットとして、春にはハート型の「恋つつじ」が咲く「杜鵑嶼(とけんしょ)」は特に大人気。
乗船は電話・ホームページから事前予約可能。大人は一人1回620円、小人(中学生以下)は一人1回310円で乗船できます。詳しくはホームページをご確認下さい。
一生物の絶景たちと出会える「お庭の国宝」
他にもまだまだ見どころが多数。高さ約8メートル、幹の周りの太さは約3.5メートルという巨木・根上り五葉松(ねあがりごようまつ)も見ものです。江戸時代に高松藩9代目の松平頼恕(よりひろ)が庭に植えた盆栽が成長したと伝えられるこの松の木はとにかくダイナミック。文句なしに圧倒的な存在感です。
さらに庭園では、自然の中で生息する花や生き物も多数観察できます。例えばカワセミやシジュウカラ、シラサギといった野鳥、スイレンやイチョウなど季節の花々、クサガメやスッポンといった亀の類いも実に珍しいところです。
あらゆる点において素晴らしく充実した絶景を見せてくれる「お庭の国宝」栗林公園。香川に訪れるなら、ぜひとも押さえたい大名所です!
「栗林公園」基本情報
住所 | 香川県高松市栗林町1丁目20番16号 |
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電話番号 | 087-833-7411 |
入場料 | 大人 410円 小・中学生 170円 |
営業時間 | 1月・2月 7:00~17:00 2月 7:00~17:30 3月 6:30~18:00 4月・5月 5:30~18:30 6月・7月・8月 5:30~19:00 9月 5:30~18:30 10月 6:00~17:30 11月 6:30~17:00 12月 7:00~17:00 |
休館日 | 年中無休 |
ホームページ | https://www.my-kagawa.jp/ritsuringarden |
交通アクセス
※以下のリンクをご参照ください
交通アクセス|栗林公園
https://www.my-kagawa.jp/ritsuringarden/feature/ritsuringarden/access