その砂絵を一目見れば、一生安泰の御利益が!

日本全国各地、今や実に多種多様なパワースポットが存在していますが、今回ご紹介する香川の銭形砂絵「寛永通宝」も根強い人気を持つ名所です。
有明浜の麗しい白砂に書かれたその巨大な砂絵を見れば、健康・長寿・強い金運を約束される……という言い伝えのもと、香川は観音寺市において最も人気の観光スポットとなっています。今回はこの不思議な砂絵について、様々な角度からご紹介していきます。

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。

巨大砂絵の全貌は展望台にあり!

銭形砂絵は、香川県の有明浜海水浴場に隣接する琴弾(ことひき)公園に存在しています。その大きさは東西122m、南北90m、周囲345mと非常に巨大で、江戸時代に広く使われていたお金「寛永通宝」をかたどっています。
その巨大さゆえ、砂絵の全貌を確かめるには施設内の展望台に向かう必要があります。天候の良い日没の頃には周りを取り囲む海の景色や鮮やかな夕陽と重なって、とても美しい風景が展望台から望めます。

謎がいっぱいの砂絵はライトアップも見どころ

日没後のライトアップも大きな見どころです。日没から22時までのライトアップは、砂絵の姿が光の力でよりくっきりと映り出す美しいもの。普段はグリーンにライトアップされますが、季節によってはゴールドやブルーにライトアップされる時もあるなど表情豊かです。
この壮大な砂絵、どうやって作られたのかには様々な説がありますが、公的な書類があまり残っておらず真相は分からないといいます。1900年に撮影されたとされる砂絵の写真は実在していますが、その成り立ちは未だにミステリアスな謎に包まれているのです。
市や観光協会によると、1633年に高松藩主生駒高俊公が県内巡視の折、村民が歓迎のため一夜にして作り上げた、ということが真相のようですが、一夜にしてここまでの砂絵が出来上がったというのもなかなか不思議な話です。

景観を保つ大事な行事「砂ざらえ」にも注目

砂絵の景観を保つため、年2回、春と秋に市民や観光客がスコップや鍬などで砂を上げたり、形を整えたりする「砂ざらえ」という行事も行われています。普段は銭形砂絵への立ち入りは禁止されていますが、この行事の際には私たちも砂絵の中に入ることができるのです。なんと飛び入り参加も可能とのこと。興味のある方はぜひ、観音寺市の公式サイト等をチェックしてみるとよいでしょう。
このように見どころがたくさんの銭形砂絵。香川を訪れた際には、一度足を運んでみると素敵な幸運があなたの元にも運ばれてくるかもしれません。

銭形砂絵「寛永通宝」基本情報

住所 香川県観音寺市有明町14
電話番号 0875-23-3933
入場料 無料
営業時間 24時間見学可
休館日 なし
ホームページ https://www.city.kanonji.kagawa.jp/soshiki/21/333.html

交通アクセス

※以下のリンクをご参照ください

交通アクセス|銭形砂絵「寛永通宝」