広島県の飲食店様、宿泊施設様向けセミナー

2022年11月16日(水)に公益財団法人 広島観光コンベンションビューローが主催で「G7広島サミット対策!飲食店向けベジタリアン・ヴィーガン対応実践セミナー」と題したセミナーが広島商工会議所とオンラインにて開催され、広島県の飲食店、宿泊施設関係者が約40名参加しました。
=====================

プログラム

「G7広島サミット対策!飲食店向けベジタリアン・ヴィーガン対応実践セミナー」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏

試食会(60分)

=====================

当日の様子

少しの工夫でできるフードダイバーシティ対応とは

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野ではありますが、「楽することが重要」と伝えられ、それぞれの専用メニューを作ると大変になりますが、共通点を理解して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、セールス、ホール、キッチンのストレスが大幅に削減されることが説明されました。

さらに広島の名物料理であるお好み焼きや汁なし坦々麺について、ベジタリアン/ヴィーガンの方に食べていただくにはどういった工夫が必要なのかについて、それぞれの材料を掘り下げて変更するポイントなどが説明され、参加者からも「これなら簡単に対応できそう」などの声が上がりました。

最後にベジタリアンやヴィーガンの方々がレストランを検索する際に使用するアプリ「HappyCow」についても登録方法や、お客様からの評価ポイント、広島での成功事例なども踏まえて説明されました。

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

ヴィーガンは多くの方に提供できるメニュー

広島名物お好み焼きのベジタリアン対応は難しくない

広島名物キング軒のメニューも肉味噌を変えるだけで対応しやすい

続いて行われた試食会は喫茶さえきにて開催され、同店の人気メニューであるヴィーガン対応のコロッケ、ハンバーグ、テンペが提供されました。またオーナーの佐伯氏から、これらのメニューについての使用食材や、味付けに対する考え方、これまでのお客様の反応などについても丁寧に解説が行われました。

またベジタリアンやヴィーガン対応の食材を扱う株式会社グローバルからは各種レトルトや調味料の試食が提供されました。

フードダイバーシティカレー(エスビー食品)
フレンドリーダイニングカレーソース(ニチレイ)
有機お好みソース(オタフクソース)
野菜ベースの焼そばソース(オタフクソース・菜道)
野菜ベースの旨味だしつゆ(オタフクソース・菜道)
デーツシロップ
キャロブシロップ
らくぷりんミックス(UMAMI UNITED)

試食会で食事の解説を行う佐伯氏

各種商品の対応表

参加者からは「難しいイメージがある分野でしたが、少しの工夫で今日からできることも多くあることが分かった」「いろいろお客様に聞かれるとホールスタッフの足が止まるので、楽をするために対応するというのは目から鱗だった」「今使っている食材、調味料でも十分に対応できそうであることが分かりました」「ベジタリアン向けメニューではなく、ベジタリアンの方にも食べていただけるメニューを考えたい」などの声が上がり、また終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。

今後も公益財団法人 広島観光コンベンションビューローとしては、G7に向けて食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。