年間300万人以上の入場者数を誇る人気スポット

沖縄県の国頭郡本部町(くにがみぐんもとぶちょう)にある「沖縄美ら海水族館(おきなわちゅらうみすいぞくかん)」は、沖縄県の数ある観光地の中でも人気のある観光スポットです。年間の入場者数は300万人以上で、沖縄に来たら必ず言ってみたい場所として名が挙がるほど、子供から大人まで楽しめる水族館です。

名前にも入っている「美ら(ちゅら)」とは沖縄の方言で「美しいこと」「綺麗なこと」という意味があり、その意味の通り、南国の美しい海を再現した見どころたっぷりの水族館となっています。

 

この投稿をInstagramで見る

 

VILLA FELICE(@villa_felice_sumuide)がシェアした投稿

世界最大級の水槽を泳ぐジンベイザメなどの海の生き物たち

沖縄美ら海水族館には約720種、約11,000点もの生き物が展示されていて、水面から水深700mまで海の環境を再現しています。水族館は大きく分けて「大海への誘い」、「サンゴ礁への旅」、「黒潮への旅」、「深海への旅」の4つのエリアがあり、大小さまざまの大きさの水槽が77槽あります。

中でもジンベイザメやナンヨウマンタを飼育している「黒潮の海」と呼ばれる水槽は、深さ10m、幅35m、奥行き27mもある世界最大級の大きさを誇ります。沖縄美ら海水族館の総水量は約10,000立法メートルもありますが、その内の4分の3にあたる約7,500立方メートルもの水量がこの水槽に使われているのです。
沖縄美ら海水族館は、飼育が難しいとされてきたジンベイザメの世界初の複数飼育に成功し、今は飼育下による繁殖も目指しています。繁殖に成功すればこちらも世界初となります。また、ナンヨウマンタの複数飼育も世界初で、こちらは繁殖にも成功しダブル世界初となっていて、さらに飼育実績は世界一です。

大水槽を優雅に泳ぐジンベイザメとナンヨウマンタの姿はダイナミックで、そして約60種もの魚たちが私たちを楽しませてくれます。

沖縄の海を再現した4つのエリア

先ほどご紹介した「大海への誘い」、「サンゴ礁への旅」、「黒潮への旅」、「深海への旅」の4つのエリアは、各フロアごとに分かれています。入り口は3階のコーラルロビーで、4階は「大海への誘い」、3階は「サンゴ礁への旅」、2階は「黒潮への旅」、そして1階が「深海への旅」となっています。海に深く潜っていくように各階を下りていく構造で、展示の仕方も工夫されています。

「大海への誘い」は、大小さまざまなサンゴを飼育している「サンゴの海」と色とりどりの熱帯魚が飼育されている「熱帯魚の海」の水槽を真上から観察できます。それぞれの水槽には屋根がありませんので、太陽に照らされた海を泳ぐ魚たちの姿をゆっくり観察できます。

「サンゴ礁への旅」は沖縄の海を忠実に再現し、浅瀬に住む生き物たちを自然に近い環境で飼育しています。ナマコやヒトデに実際に触れることもできる場所もあります。サンゴ礁を大規模に飼育しているサンゴの海には、約70種450群体の生き物が飼育されており、海から直接ポンプで吸い上げた新鮮な海水が、絶えず水槽に注がれているので、ここまでの大規模な展示ができているのです。

「黒潮への旅」の見どころは何と言っても世界規模の大きさを誇る「黒潮の海」の水槽でしょう。ジンベイザメ、ナンヨウマンタなどが水槽いっぱいに優美に泳ぐ姿を観察できるほか、その水槽を上から観察できる「黒潮探検(水上観覧コース)」もあります。また、沖縄の海やそこに住む様々な生き物の生態、沖縄の海と人々の関わりなどをハイビジョンで紹介している「美ら海シアター」が併設されています。

水深200mを超える深海に住む生き物を展示している「深海への旅」。深海魚はまだまだ謎の多い生き物で、その神秘に満ちた深海の水温・光・圧力など、特殊な環境を再現しています。光の届かない未知なる世界へ私たちを誘います。

イルカやウミガメに出会える海洋博公園

沖縄美ら海水族館は海洋博公園の中にあります。
沖縄本土復帰の記念事業として1975年(昭和50年)、沖縄国際海洋博覧会が開かれて、そこに海洋生物園が出展されました。その跡地に沖縄海洋博覧会記念公園が作られ、老朽化によって2002年(平成14年)8月に閉館、同年の11月に新館が開館され、名称も沖縄美ら海水族館となりました。
海洋博公園にはイルカショーが見られる「オキちゃん劇場」やイルカに間近で観察できる「イルカラグーン」、タイマイ、アカウミガメ、アオウミガメ、ヒメウミガメ、クロウミガメの5種を飼育している「ウミガメ館」、人魚伝説の元となったとされるマナティーを飼育している「マナティー館」などがあり、1日通して楽しめる施設となっています。

沖縄の美しい海「美ら海」をゆっくり観察できる沖縄美ら海水族館へ、ぜひお越しくださいませ。

住所 〒905-0206
沖縄県国頭郡本部町石川424番地
TEL 0980-48-3748
営業時間 通常期(10月~2月):8:30~18:30(入館締切:17:30)
夏期(3月~9月):8:30~20:00(入館締切:19:00)
休業日 12月の第1水曜日とその翌日(木)
料金 ・8:30~16:00(通常料金)
大人:1,880円
中人(高校生):1,250円
小人(小・中学生):620円
6歳未満:無料
 
・16:00~入館締切(4時からチケット)
大人:1,310円中人(高校生):870円
小人(小・中学生):430円
6歳未満:無料
アクセス 那覇空港から、車で約2時間(高速道路利用)、バス(高速バス使用)で約3時間

 

この投稿をInstagramで見る

 

Ayako🍀(@jewel.aya.osanpo)がシェアした投稿

沖縄県にあるハラールレストラン

海洋博公園 熱帯ドリームセンター内 トロピカルフルーツカフェ「スコール」

沖縄の旬野菜など地の食材を使用したムスリムフレンドリーメニューを堪能できます。島豆腐のマーボーセットやベジタブルカレーセットなどがあり、ノンアニマル、ノンフィッシュ、ノンアルコールのため、ベジタリアン、ヴィーガンも食べられます。調理器具や調味料もハラール対応。海を眺めながらお食事ができます。

住所 〒905-0206
沖縄県国頭郡本部町字石川424番地
Tel 0980-48-3624
営業時間 8:30-17:30 (夏は19:00まで)
定休日 毎年12月第1水曜日とその翌日
ホームページ http://oki-park.jp/kaiyohaku/inst/78/142
Halal Gourmet Japan https://www.halalgourmet.jp/ja/restaurant/924144

沖縄の有名観光地、首里城公園と沖縄美ら海水族館のある海洋博公園がムスリムフレンドリーメニュー開始!