世界一長い木造の歩道橋「蓬莱橋（ほうらいばし）」

ギネス認定の世界最長の木造歩道橋

静岡県島田市にある大井川にかかる蓬莱橋（ほうらいばし）は、全長897.422mの長さがあり、1997年に「世界一長い木造歩道橋」としてギネスに認定されました。幅は約2.4m、歩行者と自転車の専用橋で、国内でも数少ない賃取橋（ちんとりばし）です。関係者以外からは通行料を徴収する形で、橋の保全や管理に役立てられています。

橋上から見渡す大井川の風景は爽快で、よく晴れた日には富士山を望むこともできます。目の前に現れる雄大な富士山と川に映る逆さ富士とのコラボは、絶好の撮影スポットです。夕暮れ時の蓬莱橋も幻想的で、長い一本橋が夕焼けに照らし出される姿は、一見の価値ありです。

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対岸の牧之原台地の開拓に必要な橋

大井川は東海道最大の難所として知られ、橋を作るのも大変な場所でした。橋ができるまでは小舟で渡るしかなく、常に危険を伴っていました。
大政奉還により隠居した徳川慶喜の旧幕臣たちが、牧之原台地を開拓しお茶の生産を始めたのがきっかけで、市街地の島田市と牧之原台地を結ぶ農道が必要となりました。そうして1879年（明治12年）に架けられたのが蓬萊橋です。架けられた当時は橋脚部分も木造で、川の氾濫や災害によって幾度となく流されてしまうため、1965年（昭和40年）に橋脚部分だけはコンクリート製にする改造が施されています。ただ、それ以外は木造のため、老朽化などを配慮し、通行できるのは人か自転車までとなっています。

蓬莱橋から下流に鉄筋コンクリート製の島田大橋ができてからは、この橋を利用する人が減りましたが、1997年の「世界一長い木造歩道橋」としてのギネスに認定を受けてからは、観光客が増えてきています。

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蓬莱橋のご利益

全長約897.4mの長さの語呂合わせから「8（や）9（く）7（な）4（し）=厄なし」として縁起が良いとされています。また、「長い木の橋=長生きの橋」として長寿にも良いとされ、ご利益を求めに多くの観光客が訪れています。橋を渡った先には散策路があり、長寿祈願の鐘や七福神像などのご利益ポイントがあります。

散策路には道沿いに七福神の石像が点在しています。恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天のそれぞれの像が笑顔で立っていて、それぞれ拝んでいけばご利益をたくさんいただけそうです。
他にも「縁結び地蔵」や夫婦円満になれる「愛知の鐘」などのご利益スポットやパワースポットがあります。

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蓬莱橋のイベント

毎年5月の最終土曜には「蓬莱橋ぼんぼり祭り」が開催されます。大井川との文化と共にそこに住む人との交流を深めることと、蓬莱橋を後世に残すことを目的にしたお祭りで、昼間には歌や演奏、踊り、催し物で賑わい、夜はぼんぼりで飾られた蓬莱橋が闇夜に美しく照らし出されます。1日通して楽しく皆が賑わう島田市の一大イベントです。
また、名月に映える蓬莱橋を舞台に華やかな踊りなど、出演者も観光客も楽しめる「蓬莱橋観月会」があり、俳句や短歌、川柳などを詠んで、趣深い雰囲気を味わってみてください。

他にも島田市では様々なイベントがあり、イベントの開催時期に合わせて蓬莱橋を訪れてみてはいかがでしょうか。

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静岡県にあるハラールレストラン

ベンガルキッチン

バングラデシュ料理などを提供しているお店です。ランチはワンコインでスープカレーやタンドリー丼などを食べることができ、近場で働くサラリーマンにも優しい低価格設定です。バングラデシュ料理のおつまみがより取り見取りでずらりと勢揃い。ドリンクメニューも多く、定番のラッシーやライチジュース、ココナッツジュースなどを取り揃えています。

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