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植物由来の原料で作られた未来志向のラーメン

こんにちは。フリーフロム株式会社の山崎です。弊社はプラントベース業界でプロモーションや商品プロデュース等を支援させて頂いております。

博多発祥の一風堂が植物由来100%の『プラントベース赤丸』を発売(全国45店舗で展開中)したとの情報を聞きつけ、早速現場に行ってみました。

数年かけて開発したプラントベースラーメン、ゆくゆくは専門店も?

一風堂 浅草ROX・3G店

店頭に掲載されていたチラシ

2/1(月)発売当日12:00にお店に入ったところ、既に2名の方が『プラントベース赤丸』を注文しており、私で3人目でした。店頭のポスターやテーブルPOPで積極的に告知していたとは言え、これには驚きです。世の中の関心の高まりを感じます。

一風堂のチラシを見てみると「初体験」や「未来志向」といった”新しいモノ”訴求でマーケティングしていることが分かります。現状、健康志向や環境問題に関するメッセージを選択する企業が多い中、斬新な試みです。

「プラントベース」という表現に関して

動物性原材料不使用のメニューですが、今回は「あえて」ベジタリアンやヴィーガンという表現を避けているように見受けられます。「え?その商品ベジなの?」ベジ・ヴィーガン戦略のポイントは ”ネーミング”」の記事でも説明させて頂いた通り、ベジタリアン・ヴィーガン訴求を抑えることで、一般消費者にも違和感なく手に取ってもらいやすくなるという効果があります。また「本商品の麺は卵不使用ですが、卵が含まれる麺と一緒の釜で茹でています。」という但し書きを入れているところをみると、コンタミネーションリスクを加味しての判断とも言えるでしょう。(*注意:上記は弊社の推測です。)

一風堂の定番豚骨ラーメン「赤丸新味」をプラントベースで再現

今回の『プラントベース赤丸』では看板メニュー「赤丸新味」をプラントベースで再現。

スープは大豆タンパク研究のパイオニア”不二製油”が持つ「MIRACORE」という技術を使って、一風堂と共同開発したもので、原料はコク深豆乳と昆布だしだそうです。一口食べた印象は上品でクリーミーな味わい。豆乳ベースならではの風味を感じます。辛味噌を混ぜると辛さに意識が取られプラントベースであることをいつしか忘れていました。

次に麺ですが、小麦粉は通常の粉ではなく「全粒粉」を使用。触感は、通常麺より柔らかめで、ツルツル感は低いのですが(硬さ指定ができないのが残念です…)、その分スープは良く絡みます。全粒粉を選んだ理由は「カラダに優しい麺」ということで栄養面の背景が多いように感じます。

さらに、インゲン豆ペーストを素に作られたチャーシュー風のトッピングが一際目立ちます。ほのかに感じる八角に好みが別れるところですが、ギルトフリー、ヘルシーという切り口で女性や年齢層の高い客層からは一定の支持が得られるのではないでしょうか?

一風堂のリリースはこちら

過去10年以上に渡る海外出店を通じて、ベジタリアン・ヴィーガンの広がりを実感した一風堂は、数年前からプラントベースラーメンの開発をスタートし、今回の発表に至ったとのこと。ゆくゆくはプラントベース専門のラーメンブランドの展開も視野に入れているそうです。今後の展開から目を離せません。

▼「プラントベース赤丸」販売店舗一覧も掲載中
https://www.ippudo.com/news/210201_plantbased_akamaru/