霧とのコラボが生み出す幻想的な天空城
高い位置にある建造物としては世界的にはマチュピチュが有名ですが、日本では竹田城がよく知られています。その竹田城よりも実は高い山に構えているお城が「備中松山城」です。標高353.7mの古城山山頂にあるのが竹田城ですが、備中松山城はそれよりも高く、標高487mの臥牛山(がぎゅうざん)頂上付近に立っているのです。天守の位置は標高430mで現存天守を持つ山城としては日本一高い場所になります。
山頂は天気が変わりやすく、よく霧が立ち込めますが、その霧がまるで雲の上に城があるかのように見せてくれるのです。天気の良い日の備中松山城も綺麗ですが、霧が見れる日の備中松山城はとても幻想的で、そういう日こそ備中松山城の観光日和でもあります。
国の重要文化財の現存する天守を持つ唯一の山城
江戸時代以前の天守が現存するお城は全国にわずか12しかありません。その中で山城として天守が残っているのは全国で唯一、この「備中松山城」だけです。そのため、国の重要文化財にも指定されており、日本の100名城の一つでもあります。別名、高梁城(たかはしじょう)。
臥牛山(松山)は大松山(おおまつやま)・小松山(こまつやま)・天神丸山(てんじんのまるやま)・前山(まえやま)の4つの峰からなり、小松山には本丸・二の丸・三の丸が階段状に配されています。また、大松山、天神の丸、前山にも城の遺構があります。
備中松山城の歴史
鎌倉時代の1240年(仁治元年)、秋庭三郎重信が大松山に城を築いたのを起源とされています。城主が上野氏、庄氏、三村氏と代わり、三村元親の時代には一大城塞となりました。備中兵乱の後、毛利氏の領有となり、江戸時代には、池田氏、水谷氏、安藤氏、石川氏と城主が変遷し、最後は板倉氏が治めています。今の天守の姿になったのは、水谷勝宗によって3年がかりで修築された1683年(天和三年)の事です。
この地は山陰と山陽を結ぶ、東西の主要街道が交差する重要拠点であったため、戦国時代には壮絶な争奪戦が繰り返され、その度に城主が目まぐるしく交代しています。
見所たくさんの城内
大手門跡には多くの石垣が残っています。天然の岩盤の上に石垣を築き、土堀を建てています。ここはドラマの撮影にも利用されました。人工的な石垣と天然の岩盤がうまく組み合わされて、昔の技術の高さが分かります。
さらに登っていくと三の丸が見えてきます。ここでも石垣が見事な造形美を見せてくれます。段々と積み上がった石垣は山城の醍醐味として観光スポットの一つです。
そして、二の丸、天守が見えてきます。昔の現存する建物の雰囲気は別格で、唐破風(からはふ)が造られた天守はバランスよく、これぞ備中松山城とも言うべき姿がそこにあります。現存する天守としてはそれ自体の高さが11mと一番低いですが、石垣で造られた天守台の上に建っていると雄大さを感じます。
自然に囲まれた山の上に建つ備中松山城は、自然の作り出す天候によって、様々な表情を見せ、観光客を大いに楽しませてくれます。
住所 | 〒716-0004 岡山県高梁市内山下1 |
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Tel | 0866-22-1487 |
休業日 | 12月28日~1月4日 |
営業時間 | 4月~9月:9:00~17:30 10月~3月:9:00~16:30 |
アクセス | ・JR備中高梁駅からタクシーで10分 徒歩で20分 ・賀陽ICから車で35分 徒歩で20分 |
岡山県にあるベジタリアンレストラン
カフェモニ
店内にはソファーがありゆったりくつろげるスペースがあります。店外にはテラスがあり、開放的にカフェを楽しむことができます。厳選コーヒー豆を使用したこだわりコーヒー、手作りのスイーツ、フードメニューをお楽しみください。ベジタリアンメニューもございます。
住所 | 〒700-0901 岡山県岡山県岡山市北区本町10-22 |
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Tel | 086-231-5455 |
営業時間 | am11:30〜pm11:00 |
ホームページ | http://industries-moni.com/ |
Halal Gourmet Japan | https://www.halalgourmet.jp/ja/restaurant/691051 |