神々が集まる神聖な社
「出雲大社(いずもおおやしろ)」は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀っています。一般的には、「だいこくさま」として慕われている神様です。現在の本殿は1744年(延亨元年)に建立され、境内の広さは約2万7000平方メートル。広大な敷地には国宝の本殿を中心に拝殿、摂社8社、末社3社など多数の建物が並んでいます。
全国には13もの支社があり、その総本山が出雲大社です。広くは「いずもたいしゃ」として呼ばれていますが、島根県にある出雲大社は「いずもおおやしろ」と呼びます。支社は「たいしゃ」と呼び、島根県にある出雲大社だけは「いずもおおやしろ」なのです。
目を引く神楽殿の大注連縄(おおしめなわ)
出雲大社といえば大きなしめ縄が思い浮かぶ方も多いかと思います。神楽殿にある大注連縄は長さ13メートル、重さ約5.2トンもあり、日本一の大きさを誇ります。それを支えるのが樹齢150年の檜です。吟味された檜に括り付けられ、たくさんの人にの手によって編み込まれた大注連縄は、その大きさで見る者を圧倒します。
神楽殿では本来、出雲大社宮司家の大広間として利用されてきましたが、今では出雲大社教の神楽殿として御祈祷や結婚式など、様々な祭事行事が行われています。
神話で語り継がれる神々の建物
1744年(延亨元年)に建立された本殿は昭和27年に国宝に指定されました。「天下無双の大廈(世の中に二つと同じものが存在しない立派な建物)」とも言われ、増築、改築、修繕を繰り返し、今にのその荘厳な姿を引き継いでいます。高さ約24メートルも本殿はその昔、3本の大木を鉄輪で束ねられた柱を軸に48メートルもあったと言います。境内からはその痕跡が発見されています。
出雲大社の祭神は「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」です。大国主大神は「豊葦原の瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)」を作った神様で、古代の日本を作ったとされています。その国を太陽の神である「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」にお還ししました。天照大御神はその国を大変気に入り喜ばれました。感謝の印に目に見える国は天照大御神の子孫が治めることとし、目に見えない国は大国主大神が司り、そこに働く「結び」の力で人々の幸福を導いて下さいと伝えたそうです。
このことから出雲大社は「縁結びの神様」として全国からの参拝者に慕われています。
出雲大社のある島根県は神在月
大地を創造した大国主大神。この神様には多くの子供達がいて、その子供達に全国各地を管轄させていました。年に一度、旧暦の10月にその子供達が国の現状報告や会議のために出雲大社に出向き、話し合いを行います。その為、島根県以外には神様がいなくなります。
そこから10月を「神無月(かんなづき・神様のいない月)」と呼ばれています。逆に島根県では「神在月(かみありづき・神様のいる月)」となっています。島根県以外には主要な神様はいなくなりますが、留守番をする神様は各地に居残ります。
このように神話の逸話が様々残っている出雲大社。神話に準えた行事や神事、祭事も一年を通して行われています。
神々しく美しい建物や空気、行事を肌で味わってみてはいかがでしょう。
住所 | 〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195 |
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Tel | 0853-53-3100(出雲大社社務所) 午前8時30分~午後5時 |
営業日 | 年中無休 |
参拝時間 | 6:00~20:00 |
アクセス | ・山陰道斐川ICよりR9を出雲市方面へ、県道28号線経由出雲大社方面へ。車で約30分。 ・一畑電車出雲大社前駅より徒歩約10分。 JR出雲市駅より一畑バス「出雲大社」、「出雲大社・日御碕」行きバス「出雲大社」バス停下車、徒歩約1分。 |
ホームページ | http://www.izumooyashiro.or.jp/ |
島根県にあるハラールレストラン
インド料理スパイス
島根県松江市のインド料理店です。手間ひまかけて、丁寧に作るカレーを始め、オーガニックチャイや自家製ケーキなどのカフェメニューも提供しています。当店のポリシー「おいしいものを、からだによいものを。」をいつも心がけ、皆様に笑顔になっていただけるよう、美味しい料理を提供させていただきます。
住所 | 〒690-0825 島根県松江市学園1-16-26 コーポセンチュリー1階 |
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Tel | 0852-27-7720 |
営業時間 | 11:30-22:00 (L.O.21:30) |
定休日 | 火曜日(祝日の場合は営業) |
Halal Gourmet Japan | https://www.halalgourmet.jp/ja/restaurant/380432 |