嘉例川駅の手作り駅弁は世界に類を見ないベジタリアン弁当
鹿児島県霧島市隼人町嘉例川JR九州肥薩線に、1903年(明治36年)1月15日から営業する無人駅「嘉例川駅」があります。嘉例川駅は現在も稼働している停車駅で、肥薩線上りの吉松・人吉・八代方面、肥薩線下りの隼人方面ともに、普通列車11本、臨時特急列車はやとの風2本が、それぞれ走っています。
JR九州肥薩線嘉例川駅
嘉例川駅に行って実際の駅を見てみると、内装は懐かしいものばかり。現役の駅でありながら廃止直後のローカル線かのような風情も併せ持っています。今すぐ電車がホームに走り込んでも違和感はないし、スーツ姿の職員が駅舎を文化財として案内し始めても、どちらでも違和感がないといった感じです。ここは、駅舎自体が登録有形文化財となっており、現役の時刻表と昔使用されていたであろう古い宣伝看板が共存しています。
特命大使のにゃん太郎にもお世話になりました。
完全ベジタリアン弁当「百年の旅物語かれいがわ」
知っている人は知っている、嘉例川駅復活のきっかけとなった世界に類を見ない完全ベジタリアン弁当が、「かれいがわ」です。弁当箱の底に敷かれたベースとなるご飯ものは「タケノコの炊き込みご飯」。その上に乗る「しいたけとタケノコの煮しめ」、生姜がアクセントとなり食味爽やかなさつまいもの天ぷら「がね」、しいたけとタケノコの入ったコロッケ、大根と人参の酢の物。すべての料理に素材の持つ味がしっかり出ています。
肥薩線
嘉例川駅は本来、鹿児島の主要路線として活躍していました。しかしその後、現在の鹿児島本線が海岸よりに延び、嘉例川駅の路線は肥薩線へと名称変更します。さらにその後、隼人―鹿児島間も日豊本線に組み込まれ、現在の肥薩線が完成しました。
地域を救った駅弁「かれいがわ」
嘉例川周辺は、人口の減り続ける過疎の街です。この街をどうにか盛り上げようと、地元の農家と惣菜店が中心となり知恵を出し合って作った弁当が「百年の旅物語かれいがわ」でした。材料に13種類の野菜を使い、素朴な味わいを大切にした駅弁は、やがてその存在が全国に広がりました。今ではこの駅弁を買うためだけに嘉例川駅を訪れるファンもいるほどです。九州駅弁グランプリで何度も1位を獲得し、嘉例川ではノスタルジックな駅舎と優しい味の駅弁が今では立派な観光資源となっています。
鹿児島県のハラール
嘉例川駅と同じく霧島市にあるハラール対応レストランをご紹介します。
日本料理レストラン 京はるか
「京はるか」は、日本ならではの伝統的な雰囲気、味、素材、美にこだわった、日本料理の醍醐味を味わうことのできる、ハラール認証済のお店です。
鹿児島が誇る豊富な食材を使用した季節感溢れる彩り、料理長が創造する芸術的な料理の数々を、落ち着いた雰囲気の中で心ゆくまでご堪能ください。場所は国道504号線と天降川に挟まれた「ホテル京セラ」本館の中です。
店名 | 日本料理レストラン 京はるか |
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住所 | 〒899-5117 鹿児島県霧島市隼人町見次1490-1ホテル京セラ本館 |
電話番号 | 0995-43-7613 |
営業時間 | 11:30-14:30(L.O. 14:00)17:30-21:30(L.O. 21:00) |
定休日 | 無し |
ウェブサイト | https://h-kyocera.co.jp/restaurant/kyoharuka |
Halal Gourmet Japan | https://www.halalgourmet.jp/ja/restaurant/922073 |