薩摩藩主島津家別邸「仙巌園」から望む鹿児島桜島と錦江湾
鹿児島市交通局では、鹿児島市中心部の重要な観光地を回る観光バス「カゴシマシティビュー」を運行しています。鹿児島中央駅前乗り場から出発し、数々の名所旧跡をたどりながら再び鹿児島中央駅に戻ってくるコースです。
鹿児島シティビュー停車駅
シティビューの各停車駅をご紹介します。
鹿児島中央駅(発)
維新ふるさと館前
天文館(仙巌園方面向け)
西郷銅像前(中央公園側)
薩摩義士碑前(城山向け)
西郷洞窟前(城山向け)
城山
西郷洞窟前(仙巌園方面向け)
薩摩義士碑前
西郷南洲顕彰館前
今和泉島津家本邸跡(篤姫誕生地)前
仙巖園(磯庭園)
異人館(磯海水浴場)前
石橋記念公園前
鹿児島駅(かんまちあ)前
水族館前
ドルフィンポート前(湾岸交番側)
金生町
天文館(鹿児島中央駅向け)
鹿児島中央駅(着)
シティビューの停車駅は以上となりますが、そのなかでも最も多くの乗客が足を止める停留所といえば「仙巌園」でしょう。シティビューを利用する観光客なら、そのほとんどが、仙巌園を目当てに乗車しているはずです。
仙巌園(磯庭園)
仙巌園は、19代薩摩藩主であった島津光久によって築かれた島津家の別邸です。錦江湾に面する仙巌園は、桜島を築山、錦江湾を池に見立て借景に取り入れた景観の美しい庭園で、1958年(昭和33年)には国の名勝に指定されています。
入館料
仙巌園入館料は尚古集成館への入場料も含めて大人(高校生以上)1,000円、小中学生500円、幼稚園以下のお子様は無料となっています。庭園内にはみやげ物屋、レストランなどもあります。おみやげはリーズナブルな値段が設定されていますが、せっかく観光に来たのですから、お財布の中身は少しだけ贅沢にしておくと楽しみ方の選択肢が広がるのかもしれません。
仙巌園探索
正面入口から中に入ると、まず目に飛び込んで来るのは「反射炉跡」です。
反射炉跡
反射炉跡は、地面の盛り上がった場所にハマっている巨大な石のかたまりといった感じ。周囲には木製の柵が設置され、入場者は中に入ることができません。仙巌園の入り口近くの最初に目に飛び込んでくる大きな史跡ですから、まずは多くの来場者が反射炉で立ち止まります。
土産物屋
反射炉から順路で少しだけ北に進むと、塀に沿って右手に続くのが土産物店の数々。両棒餅屋、薩摩のれんなどの名産物産の店舗が並んでいます。このエリアを過ぎてさらにしばらく進むと道が広くなり、芝の庭園も広がってきたところで中心部に「島津家御殿」が、池を隣に据えて静かに佇んでいます。
島津家御殿
仙巌園の入場門をくぐり、順路に従って進むと、左手に広い庭に囲まれた島津家御殿が見えてきます。島津家が暮らしたとされる御殿は、国内外の来賓のもてなしにも使われる場所でした。代々別邸として使用された「御殿」は、江戸時代には別邸、明治に入ってからは本邸として使用された時期もありました。現在の御殿は明治17年に改築されたもの。御殿の周囲には立派な池があり、桜島を借景に取り入れることで全体の景観が完成している様子がうかがえます。仙巌園の入場料とは別に大人(高校生以上)300円、小中学生150円の入場料が必要となります。幼稚園以下のお子様は無料です。
※今回はいったんここで小休止。細長いゴルフコースのように一面に芝の広がる磯庭園は、次回が後半です。御殿を折り返し、後半の下り行程をお届けします。
名称 | 仙巌園 |
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住所 | 〒892-0871 鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1 |
電話番号 | 099-247-1551 |
開園時間 | 8:30–17:30 |
入場料 | ■1~19名 大人・高校生以上/1000円 小中学生/500円 ■団体20名以上 大人・高校生以上/900円 小中学生/450円 ■団体100名様以上 大人・高校生以上/850円 小中学生/400円 ※幼稚園児以下/無料 |
年中無休 | |
ウェブサイト | https://www.senganen.jp/ |
メールアドレス | kagoshima@senganen.jp |
アクセス | ■バスでお越しの方 カゴシマシティビュー「仙巌園前」で下車 まち巡りバス「仙巌園前」で下車 民営バス(3社)「仙巌園前」で下車 ■車でお越しの方 鹿児島中央駅から20分 鹿児島空港から40分(姶良IC~国道10号線経由) 桜島フェリー桟橋から10分 |
駐車場 | バス25台、乗用車100台 |