急激に多様化する社会に飛び出す学生たちへ

2024年10月2日(水)に「ヴィーガンフード&スイーツコンテスト」が福島県は郡山の国際ビューティ&フード大学校で開催され、フード学科、パティシエ学科、ブーランジェ学科の生徒が腕を振るいました。

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プレゼンを行う生徒

各学科に与えられた課題は?

本コンテストは国際ビューティ&フード大学校の生徒がそれぞれ班に分かれ、与えられた課題をヴィーガン対応で作り、世界一のヴィーガンレストランの称号を持つ「菜道」の楠本シェフが評価とアドバイスを行う取り組みです。

生徒に与えられた課題は、下記図の全員が一つのテーブルを囲むためのスペック&保育園や幼稚園の生徒が食べることを想定して調理を行うこと。
※フード学科のみ「カレー」を指定

今回の課題となった食事のルール

披露された料理とは?

それぞれの料理について、各生徒が味を引き出すために工夫したポイントや、使用した食材及び調味料、そしてセールスポイントについて説明し、「プレゼン力」「味」「盛り付け」「商品性」「独創性」の5項目において、楠本シェフを含む審査員が評価をしていきました。

そして試食後は各班にそれぞれの味の評価と、さらに商品として磨き上げていくためにはどういったことを考えていけばいいかなどのアドバイスが送られました。

生徒からは「さまざまな食のルールを実践的に学ぶことができた」「知っているとできるは全く異なることが改めて実感できました。」「ゼラチンが使えないから寒天を使いましたが、思うような仕上がりにならなかった。楠本シェフからさまざまなアドバイスを頂き、すぐにでも実行してみようと思った。」などの声が上がりました。

表彰式で楠本シェフからは「社会はますます多様化していきますが、今からしっかりと勉強して取り組んでいけば、これから料理人としての価値が一気に高まっていきます。また、ヴィーガンスペックだからといって安易に代替を考えるよりかは、普段皆さんが何気なく食べているものの中にもヒントがたくさんあるので、そのようなアンテナを常に意識すると飛躍的にスキルが向上します。」とアドバイスが行われました。

尚、今後も国際ビューティ&フード大学校としては食の多様化を推進していくとのことです。

優勝チームにトロフィーを渡す楠本シェフ