長崎県の飲食店・宿泊施設向けセミナー
2024年7月23日(火)、一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会(DMO NAGASAKI)が主催で「長崎の定番グルメで学ぶ!プロのシェフから学ぶ!ヴィーガン・ハラール等の多様な食文化対応セミナー ※実食付き」が九州電力長崎営業所キッチンスタジオにて開催され、長崎県内の飲食店、宿泊施設関係者が40名参加しました。
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プログラム
「外国人観光客の食の多様性とニーズについて」(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩
「長崎のご当地料理を食べて学ぶ」(60分)
講師:株式会社Funfair 菜道シェフ 楠本 勝三 氏
質疑応答(30分)
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長崎で求められるフードダイバーシティ対応とは
弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、それぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスが大幅に削減されることが説明されました。
続いて、世界一のヴィーガンレストランの評価を持つ東京自由が丘「菜道」の楠本シェフから5品の試食が提供されました。提供メニューは以下の通りで、全てのメニューにおいてヴィーガン、ハラールが対応されました。※長崎ちゃんぽんのみ五葷使用
・長崎ちゃんぽん
・皿うどん
・五島うどん
・ザラメプリン
・スイートポテト
試食の提供後、楠本シェフからそれぞれのメニューにおいて、考え方、使用した原材料や調味料、味を出すための工夫点、売り方など詳細の解説が行われていきました。
また今回は特別にエスビー食品株式会社より、動物性原材料不使用のゴールデンカレーを使用したカレーが2種類提供されています。※牛すじはハラールビーフを販売するゼンカイミート株式会社からご協賛頂いています。
参加者からは「長崎は大規模なMICEを控えているがとても”共通点を見る”という重要な考え方を学ぶことができました。」「長崎ちゃんぽんが特においしかったし、動物性を使わなくてもここまで味が出せることが分かりました。」「できない理由を探すより、できる理由にしっかりと向き合おうと思える内容だった。」「世界のトッププロの思考や考え方を存分に学ぶことができた。早速明日からいろいろ試してみたい。」などの声が上がり、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。
一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会(DMO NAGASAKI)は今後も長崎で、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。