鹿児島市の飲食店・宿泊施設向けセミナー
2023年9月8日(金)、鹿児島市が主催で「フードダイバーシティの新メニューづくりに向けた第2回セミナー」が次の朝にて開催され、鹿児島市の飲食店、宿泊施設関係者が10名ほど参加しました。
※第1回目の様子はこちら
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プログラム
「第1回セミナーの振り返り」(20分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏
「鹿児島の食材を活かしたメニューの試食提供と料理解説」(70分)
調理提供&講師:ひふみよ株式会社/ちゃぶや伽哩堂
代表取締役 白澤 繁樹 氏
SV 兼 6labs.工場長 塚脇 新伍 氏
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メニュー作りに重要な考え方とは?
まず弊社代表守護からは前回の復習として、ルールの全体感、海外からの旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、それぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を理解して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスが大幅に削減されることが説明されました。
続いて、鹿児島市内でフードダイバーシティに対応するスパイスカレー屋「ちゃぶや咖喱堂」を運営するひふみよ株式会社から白澤氏と塚脇氏が、鹿児島の食材を活かしたヴィーガン対応メニューが披露されました。
・万能ペーストで作るハンバーグ(左上)
・万能ペーストで作るキーマカレー(左下)
・鹿児島生まれのSamurai Ramen Umamiを使用した餡かけラーメン(中央)
・大地のさつま揚げ(右上)
・フラットなカヌレ(右下)
塚脇氏からそれぞれのメニューに関して、考え方、原材料や調味料、工夫点、売り方など詳細の解説が行われていくと同時に、参加者からの質問も多く飛び交い、活発な議論が行われながらセミナーは進んで行きました。
参加者からは「ヴィーガン関係なく、とにかくおいしかった。一般メニューに入れ込むことができるものを開発していきたい。」「大地のさつま揚げなどはネーミングもよく、ヴィーガン関係なく”食べてみたい”となりました。ネーミング、とても大事なことが分かりました。」「講師の料理に関する引き出しの数がとても多く、日頃からいろんな食材や調味料にアンテナを張っていることが分かりました。自分でも研究してみようと思う。」「鹿児島として肉や魚だけでなく、”野菜も美味しい”をしっかりと打ち出せたら新たなお客様が獲得できそう。」などの声が上がり、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。
今後も鹿児島市としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。