日本の歴史的な人工島は、現在も素晴らしい観光スポット!
かつて日本において唯一西欧に開かれた貿易の中心として言わずと知れた「出島」。長崎を拠点として日本の近代化に貢献したこの場所は、現代においても観光スポットとして動き続けています。
見事な復元によって当時の姿となった建物や、良好な立地に基づいた素晴らしい景観が充実した出島には、まるで古来の日本にタイムスリップしたような空気感が大きく広がっています。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。
各建物では貴重な展示も大いに充実。奥深い出島の世界へ
寛永13年(1636年)に造られ、安政6年(1859年)にオランダ商館の閉鎖が起きるまで、日本と海外との交流の充実に強く貢献した出島。観光スポットとなった現在の様子は、復元された当時の建物が実に大きな見どころとなっています。
例えばまず鎖国期(1820年頃)の復元建物で目を惹くのは、当時輸入品である砂糖が収められていた「一番蔵」。この建物内部では復元工事の過程が紹介され、発掘調査で見つかった当時の建物の基礎石も展示。このような形を取って、各所の内部には貴重な展示物が多様に揃っています。奥が深いスポットに仕上がっているのが分かります!
ここでしか見ることのできない、存在感溢れる建物の数々
幕末(1860年代)の復元建物のコーナーには、幕末の商社の石倉であった「旧石倉」と総合案内所として機能している「新石倉」の二つがあります。そこからさらに目を見張るのが明治期の洋風建物の数々。ここでは、現存する日本最古のキリスト教(プロテスタント)の神学校となっている「旧出島神学校」、そして長崎に在留する外国人と日本人の交流のスポットとして建てられていた「旧長崎内外クラブ」があります。どちらも芯のある洗練された建物に仕上がっていて、この出島の中でも際立った存在感が溢れる注目のエリアとなっています!
穴場スポットも多数。歴史ある出島ならではの充実度
加えて「出島穴場スポット」と称される隠れた注目ポイントも出島には数多く存在します。平成2年に復元された「表門」は探番(さぐりばん)が出入りする人を改めていた場所。とても古めかしく厳かさ漂う雰囲気は、まさに出島という歴史的なスポットならではと言えるでしょう。
さらに18世紀にオランダで実際に用いられた「時鐘」、出島の西側にある少し突き出た「荷揚げ場」など、細かいところにも様々な見どころが詰め込まれています。こういったポイントも実に貴重なもの。可能な限り実際に確かめていきたいところです。
出島という場所だからこそ実現できるこの見応えとロケーション、そして多くの新たな学び。長崎の地にて、ぜひとも大いに体感してください。
「出島」基本情報
住所 | 長崎県長崎市出島町6-1 |
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電話番号 | 095-821-7200 |
入場料 | 大人 520円 高校生 200円 小・中学生 100円 |
営業時間 | 8:00~21:00(最終入場20:40) |
休館日 | 年中無休 |
ホームページ | https://nagasakidejima.jp |
交通アクセス
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交通アクセス|出島
https://nagasakidejima.jp/about/