沼田市の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2023年8月21日(月)、沼田市海外販路開拓支援事業推進協議会主催で「意外と簡単!すぐに実践できる!ベジタリアン・ヴィーガンなど食の多様化対応セミナー」が白沢支所にて開催され、群馬県沼田市の飲食店、宿泊施設関係者が30名ほど参加しました。
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プログラム

「意外と簡単!すぐに実践できる!ベジタリアン・ヴィーガンなど食の多様化対応セミナー」(80分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

試食(20分)

質疑応答(20分)

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当日の様子

すぐに実践できるフードダイバーシティ対応とは

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、それぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を理解して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスが大幅に削減されることが説明されました。

さらに沼田市の郷土料理である味噌まんじゅうや、味噌パンについては、元々動物性原材料などが含まれていない旨についても触れ、地域の資源をしっかりと再確認する必要性についても説明されました。

そばをハラールやヴィーガンに対応する方法

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

ヴィーガンは多くの方に提供できるメニュー

続いて講演終了後には、市販で売られている食材・調味料についての試食が行われました。スタートとして始めやすいカレー、料理に重要な出汁、さらにラーメンなどさまざまな料理に使用できる万能スープ、みりんなどの代わりに使用できるデーツシロップが提供されました。

試食提供の様子

参加者からは「古くから食べている郷土料理がすでにヴィーガンだったなどは全くなかった視点だった」「足元にある資源をしっかりと見直すことで、地産地消での対応が十分に可能であることがわかった」「めんどくさい分野だと思っていたが、自分自身で難しく考えていたことが分かった」「共通点を見る事で負担を減らした対応が可能となることが学べたので、積極的にやってみようと思った」などの声が上がり、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。

今後も沼田市海外販路開拓支援事業推進協議会としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。