SEOからAIに選ばれるマーケティングへ

ハラールやヴィーガン等の食の多様化に関してのコンサルティングを行うフードダイバーシティ株式会社の横山です。

今年前半の最大の話題は何かと言えば、Chat GPTではないでしょうか。米国Open AIが開発した人工知能技術を用いたチャットサービスで、人間と同様に自然な文脈やニュアンスを理解して質問に答えることができます。

これまでも同類のサービスは数多く存在していましたが、Chat GPTの性能は高く、リリースから1ヶ月でアクティブユーザーが1億人に至るという「史上最速で急成長しているサービス」と言われるほどの威力を誇っています。

使い方は簡単で、チャットボックスに質問を書き込むだけ。サイトは英語表記ですが、日本語で書き込むと日本語の回答が表示されます。ご利用はこちらから。

試しに「日本食はハラールですか?」と問うてみました。すると、

「一般的に、日本食はすべてがハラールというわけではありません。日本食には多くの魚介類を使用していることが多く、ムスリムにとっては食べることができる許容される(Halal)食材である場合が多いですが、お酒、みりん、日本酒などのアルコール類が使われている場合があります。また、豚肉や豚由来の調味料が含まれる場合があり、イスラムの食品規定に従っていない場合があります。

したがって、ムスリムの方が日本食を食べる際には、その料理に使用されている材料や調理法を慎重に検討する必要があります。最近では、日本の一部のレストランや食品メーカーがハラール認証を取得した商品を提供するようになってきており、ムスリムにとって食べやすい日本食の選択肢が増えてきています。」

という模範的な回答が得られました。

さらに、「ムスリムフレンドリーな日本の観光地はどこですか?」と問うたところ、

「日本には、ムスリム旅行者のニーズに合わせた施設やサービスを提供するムスリムフレンドリーな観光地がいくつかあります。代表的なものをいくつか紹介します。」

として、いくつかの都市が紹介されました。どこか気になる方は、ぜひご自身で試してみて下さい。

これまでは検索で上位表示させることが重要なマーケティング施策でしたが、今後はAI施策も必要になりそうです。