北海道の飲食店様、宿泊施設様向けセミナー

2022年12月5日(月)、6日(火)に北海道フードダイバーシティ協議会が主催で「アフターコロナの新トレンドに対応!飲食店向けフードダイバーシティセミナー」と題したセミナーが旭川と札幌にて開催され、北海道の飲食店、宿泊施設関係者が約40名参加しました。
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プログラム

「アフターコロナの新トレンドに対応!飲食店向けフードダイバーシティセミナー」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏

試食会(20分)

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当日の様子

少しの工夫でできるフードダイバーシティ対応とは

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野ではありますが、「楽することが重要」と伝えられ、それぞれの専用メニューを作ると大変になりますが、共通点を理解して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、セールス、ホール、キッチンのストレスが大幅に削減されることが説明されました。

さらにアフターコロナの新トレンドとして、近年で環境への意識が大きく変わったことなどにも触れ、2023年にG7閣僚会議ATWSを控える札幌でも、肉や魚を使用しないメニュー開発をしっかりと準備する必要性なども説明されました。

最後に、イスラム教徒がレストランを検索する際に使用するアプリ「Halal Gourmet Japan」、ベジタリアンやヴィーガンの方々がレストランを検索する際に使用するアプリ「HappyCow」についても登録方法や、お客様からの評価ポイント、自社が選ばれるための仕掛けなども踏まえて説明されました。

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

ヴィーガンは多くの方に提供できるメニュー

試食会では、ハラール・ヴィーガン対応のラーメンを提供する一蔵から動物性不使用の「北海道味噌ラーメン」、キッチンカーWORLDからはヴィーガン対応した「まるで肉まん」が披露されました。試食した方からは「こっちのほうが好きという人も多そう」「言われなければわからない」「薄い味かと思っていたら、しっかりと味があっておいしかった」などの声が多く上がりました。

試食で提供したもの

試食の様子

最後に参加者からは「すぐにできることがたくさん見つかった」「100点満点を目指す必要がないことがわかった」「一般のお客様にもしっかりと提供できるメニューを考えたい」などの声が上がり、また終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。

今後も北海道フードダイバーシティ協議会としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。