貴重な自然を残し続ける、岡山の高名なる滝

岡山の真庭市に存在する「神庭の滝(かんばのたき)」。ここは中国地方で最も大きな滝のひとつで、一度見たなら忘れられないような、素晴らしいダイナミックさを誇っています。その麗しさから日本の滝百選、そして日本百景にも選出されているこの滝では、周辺に野生のニホンザルが生息していることでも有名です。貴重な自然を現代にありありと残す神庭の滝に訪れたら、その現世からかけ離れた麗しさに魅了されること間違いなしでしょう。

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。

どこまでも巨大な、美しき滝に見惚れるばかり

様々なトピックがある神庭の滝ですが、まずは滝の様子からじっくりと見ていきましょう。神庭の滝における最大の見所はやはりその巨大さ。数値に表すと高さ110メートル、幅20メートルと、明らかに凄まじい大きさ。全体に漂うひんやりとした空気感も非常に印象的です。そして、神庭の滝とは3つの滝が集まっている「段瀑(だんばく)」という種類のもので、水の量が大変豊富であり、研ぎ澄まされた岩の上質さにもしみじみと心を揺さぶられます。

滝の周辺に生息する野生のニホンザルに是非注目を!

そしてこの滝周辺には、前述の通り野生のニホンザルが生息していることも重要です。神庭の滝がある「湯原奥津県立自然公園」の中に多くのニホンザルが存在し、時には遊歩道に降りてくるニホンザルも。自然に溶け込み、人間と共存するニホンザルの姿は大変興味深いものとなっています。
注意点として、ニホンザルが生息しているため園内は飲食禁止ということ、そして餌をあげることも禁止となっています。また、ニホンザルに近付くと威嚇を受けるので、一定の距離を置いて観察することが大切です。

滝だけでなく、秋の紅葉も素晴らしい

また、滝の周辺にある渓谷林も注目したいスポットとなっています。カツラ、ケヤキ、イタヤカエデなどが見せる立派な姿は自然の趣たっぷりで、秋の紅葉が特に美しく、観光客の方々から根強く支持されています。
このように様々な見所に満ち溢れた神庭の滝は、澄んだ自然や珍しい野生動物の持つ力によって、見事に日本有数の特別な滝となっています。岡山にお越しの際に一度訪れてみると、素晴らしい体験が出来ることでしょう。

「神庭の滝」基本情報

住所 岡山県真庭市神庭
電話番号 0867-44-2701
入場料 大人 300円 小中学生 150円
営業時間 8:30~17:15(年末年始は休園)
ホームページ https://www.city.maniwa.lg.jp/site/waterfall-kanba/

交通アクセス

※以下のリンクをご参照ください

交通アクセス|神庭の滝
https://www.city.maniwa.lg.jp/site/waterfall-kanba/