広島といえば、やはりこの場所は欠かせない
広島を観光する際に欠かせない場所は、やはり「原爆ドーム」でしょう。戦火に満ちた泥沼の時代をくぐり抜け、幽幻な面持ちで都市に君臨するこの建物。世界遺産に指定されるなどの大きなトピックも含め、世代や国境を超えて平和な生活の尊さを指し示す場所です。その特異な形状から建築的な観点で話題になることも多く、あらゆる側面において日本の様々な観光名所の中でも有数のインパクトを放っています。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。
原爆ドームはどのようにして生まれた?
まずは原爆ドームの成り立ちを押さえておきましょう。そもそもこのドームは「広島県物産陳列館」という場所で、県下の物産品の展示や販売、博物館や美術館としての顔を持っていました。戦中に入り混沌とした世情の中、広島に原子爆弾が投下され大破。倒壊を免れた壁の一部とドームの鉄枠だけが残りました。
占領が明けた頃からこのドームは「原爆ドーム」の名で呼ばれるようになり、1966年に永久保存が決定されました。原爆による惨禍の証人として長きに渡り保存され、検証され続けているこの建物が、広島における戦争と平和の象徴なのです。
初めて生で見た原爆ドーム。
外観だけでなく、崩れ落ちた瓦礫も当時のままなんだろうか?←僕だけ無知ならごめんなさい。この先もずっと形を残していってもらいたい。観光地とかではなく、無言で戦争の悲惨さを訴える番人として。#原爆ドーム #平和を切願 pic.twitter.com/CsJyMBna9H
— モンモ withC (@hageasu1624) September 25, 2019
ドームを様々な角度から見つめよう
ドームの内部に入ることはできませんが、ドームの眺め方、観察の仕方は人それぞれ。外壁や鉄骨は酷く傷付き、朽ち果てています。そこには壮絶な争いの記憶が残り、異様な磁場を放っています。敷地内には瓦礫が当時のままで散乱し続けているなど、とにかくその風景は生々しいものです。
戦争とはどういったものであるのか、ということは世界の絶え間ない流れの中で急速に分かりづらく、また伝わりにくいものになっているように思えますが、この場所を訪れると、その時代の残り香や殺伐たる空気感を感じることが可能であると思われます。
もとやすばし
からと
相生橋
からと
見上げた感じ
などなど久々にじっくり色んな角度から見た
この時間帯の雰囲気が昔から好き#広島 帰省中 #原爆ドーム pic.twitter.com/mJTBLFWEur
— 藤澤 知佳 (@chika106tessa) November 11, 2018
ドーム周辺の気になるスポット情報
ドーム周辺には元安橋や相生橋といった橋が架かっており、そこからドームを一望するとまた違った見え方を味わうことができます。さらに付近の元安川では遊覧船が運行されていて、水上からドームの周りを回遊するような形で眺めることができます。
ドームから道路を渡ってすぐのところには「おりづるタワー」という施設があります。この屋上には「ひろしまの丘」という展望スペースがあり、パノラマ状にドームや広島の街を見ることができます。とにかく様々な角度、そしてシチュエーションの中から眺めていくのが吉でしょう。
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「原爆ドーム」基本情報
住所 | 広島市中区大手町1-10 |
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電話番号 | 082-242-7831 |
交通アクセス
交通アクセス|原爆ドーム