倉敷市児島地区の飲食店・宿泊施設向けセミナー
2025年10月23日(木)、倉敷市(文化産業局MICE誘致推進室)が主催で「ヴィーガン・ハラール等の多様な食習慣対応セミナー&試食会」が児島市民交流センターにて開催され、倉敷市内の飲食店、宿泊施設関係者が30名参加しました。
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プログラム
【基礎編】ヴィーガン・ハラール等の多様な食習慣対応セミナー(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩
【実践編】ひと口で変わる意識と理解:世界一の料理を食べて学ぶ(90分)
講師:株式会社Funfair 菜道シェフ 楠本 勝三氏(岡山県倉敷市出身)
質疑応答
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基礎編の様子
倉敷市で求められるフードダイバーシティ対応とは
弊社代表・守護からは、世界のフードダイバーシティ市場やルールの全体像、お客様のニーズ、使用できる食材・調味料の選び方について説明がありました。特に「違いに注目するのではなく、共通点を見出すことの重要性」が強調されました。
ヴィーガンやハラールなどは一見「難しそう」と思われがちな分野ですが、専用メニューを個別に作成するとオペレーションの負担が大きくなります。そこで、共通点を整理し「みんなが食べられるもの」を一般メニューとして標準化することで、調理現場のストレスを大幅に軽減できることが示されました。
また、倉敷市では台湾からの旅行者が多数を占めるので、特に台湾素食対応が重要になる旨も補足されました。

違いを見ると大変になる

共通点を見る

ヴィーガンメニューは多くを網羅する
続いて、倉敷市出身で、世界一のヴィーガンレストランの評価を持つ東京自由が丘「菜道」の楠本シェフから5品の試食が提供されました。提供メニューは以下の通り。
・塩ラーメン
・ぶっかけうどん
・カツカレー(無水)
・ジーパンクッキー
・ハラール牛雑炊(ゼンカイミート社の牛肉を使用)
・ハラールローストビーフ(ゼンカイミート社の牛肉を使用 ※カットしただけ)
See Also
試食の提供後、楠本シェフからそれぞれのメニューにおいて、考え方、使用した原材料や調味料、味を出すための工夫点、売り方など詳細の解説が行われていきました。

料理の解説を行う楠本シェフ

提供されたメニュー

メニューの対応表
参加者からは「アレルギー対応やヴィーガンメニューなどを通して、誰もが楽しめる食の在り方を追求する姿勢を学ぶことができた。」「倉敷市出身の楠本シェフから地元の名物料理を事例に学ぶことができたので、説得力がとてもあった。」「地元の食材を活かしつつ、国際的な感覚を融合させる発想にクリエイティブさを感じた。」などの声が上がりました。
倉敷市(文化産業局MICE誘致推進室)は今後も食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。