福島県の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2025年10月1日(水)・10月2日(木)、福島県が主催でヴィーガン・ベジタリアン・ハラール等を学ぶ「食の多様性対応セミナー」が福島市と会津若松市にて開催され、福島県内の飲食店、宿泊施設関係者が70名参加しました。
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プログラム

【基礎編】ヴィーガン・ベジタリアン・ハラール等を学ぶ「食の多様性対応セミナー」(80分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

【実践編】ひと口で変わる意識と理解:世界一の料理を食べて学ぶ(60分)
講師:株式会社Funfair   菜道シェフ 楠本 勝三氏

質疑応答

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当日の様子

福島県で求められるフードダイバーシティ対応とは

弊社代表・守護からは、世界のフードダイバーシティ市場やルールの全体像、お客様のニーズ、使用できる食材・調味料の選び方について説明がありました。特に「違いに注目するのではなく、共通点を見出すことの重要性」が強調されました。

ヴィーガンやハラールなどは一見「難しそう」と思われがちな分野ですが、専用メニューを個別に作成するとオペレーションの負担が大きくなります。そこで、共通点を整理し「みんなが食べられるもの」を一般メニューとして標準化することで、調理現場のストレスを大幅に軽減できることが示されました。

また、福島県では台湾からの旅行者が圧倒的多数を占めるので、特に台湾素食対応が重要になる旨も補足されました。

違いを見ると大変になる

共通点を見る

ヴィーガンメニューは多くを網羅する

続いて、世界一のヴィーガンレストランの評価を持つ東京自由が丘「菜道」の楠本シェフから6品の試食が提供されました。提供メニューは以下の通り。

・醤油ラーメン
・ソースカツ丼
・円盤餃子 (試食提供なので円盤スタイルにはしていない)
・わっぱ飯
・どら焼き
・ハラール牛雑炊(ゼンカイミート社の牛肉を使用)

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試食の提供後、楠本シェフからそれぞれのメニューにおいて、考え方、使用した原材料や調味料、味を出すための工夫点、売り方など詳細の解説が行われていきました。

提供されたメニュー

メニューの対応表

料理の解説を行う楠本シェフ

参加者からは「対応はめんどくさいとしかこれまで思えなかったが、こんな方法があったのか、これならできそうと思う内容ばかりでした。」「世界一シェフから思考方法やアイディアをたくさん学ぶことができた。」「単に食べられないものを抜けばいいというわけではなく、味やアウトプットをしっかりと考えないといけないことが分かった。」などの声が上がりました。

福島県は今後も食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。