横浜国立大学でフードダイバーシティセミナー開催
2021年1月19日に「オリンピック・パラリンピック から考えるダイバーシティ ~食事編~ 」が横浜国立大学の講義の一環として行われ、弊社代表守護が登壇致しました。
講義内容は以下の通り
・食は世界と繋がるための重要なコミュニケーション
・世界の様々な食の多様性について
・なんでも食べられる日本人が世界では少数派である
・「ベジタリアン=サラダを食べる人」ではない
・食べ物を持ってくる旅行者はまだまだ多い
・大久手山本屋の具体事例
・2019年に行われたラグビーワールドカップで、日本は食の対応ができなかった
・コロナの影響下でベジタリアンやヴィーガンが世界規模で増えている
・世界でイスラム教徒は18億人で、更に増え続けている
・ハラールの基礎(なぜ豚肉を食べてはいけないのか等)
・上記を踏まえてオリンピック、パラリンピックに何をすべきか
終了後は学生から上がった質問
・フードダイバーシティにおいて世界に通用する標準規格はあるのか
・対応を間違ったときはどうなるか
・日本は何故この分野が遅れているのか
・ラグビーワールドカップのような世界大会を誘致したのに何故食の対応を行わなかったのか
・これからの義務教育等に組み込むべき内容ではないのか
終わりに(守護から)
とてもありがたいことに、弊社では現在飲食店様、宿泊施設様、食品メーカー様より、講演や勉強会の依頼を毎日頂いておりますが、最近増えてきたのは大学からの依頼です。若い世代のほうがインターネットを通じて世界と繋がっていて、現場感や当事者意識を持って前のめりでお話を聞いて頂けている印象です。今回の横浜国立大学の学生からは鋭い指摘や、質の高い質問を頂き、私自身も多く勉強をさせて頂きました。世界と社会に出ると本業の仕事以外はなかなか行いにくい、または新しいことに挑戦しにくい環境になってはしまいますが、今のうちからこのような現場の情報に触れて「常識を疑う」「自分の頭で考える」「世界標準で物事を見る」ことの重要性を、出来る限りお伝えしたいと思っております。引き続き大学からの講演依頼については、優先順位高く行いたいと考えています。