アラブ首長国連邦(UAE)に拠点を構えるハラール食品大手”AI Islami Foods”がプラントベースバーガーを発売。世界で高まるヴィーガンオプション需要を取り込むのが狙いだ。主要タンパク源はNon GMO(非遺伝子組換え)のひまわりにそら豆、えんどう豆から構成されており、加えて玉ねぎ、胡椒、にんにく、セロリアック(セロリの根の部分)、にんじん、ビートジュース等の原材料からも栄養素を抽出して作られているとのこと。「研究、テスト、開発に8か月の時間を費やしましたが、ヘルシーで美味しいヴィーガンバーガーの完成を発表できたことを誇りに思います」とAl IslamiFoodsのCEOであるShahidN.Khan氏は語る。
(引用元:VegNews)
https://vegnews.com/2021/1/major-halal-food-company-launches-its-first-vegan-burger-in-uae
ニュースのポイント
世界のベジタリアン・ヴィーガン市場の動向を見ていると欧州・北米でトレンドが生まれ、2020年後半からその他地域(例:中国)への展開が始まったように感じます。中東のヴィーガン市場は2019年〜2027年にかけて年平均で9.84%成長すると予想されており(調査:Triton社)、欧米・アジアに比べると、成長率は若干下回るものの、今後の展開が気になるところです。同社CEOのShahid氏によると、ヴィーガンバーガーは同社が計画している「プラントベースシリーズ」の1作目にすぎず、今後はより多くのラインナップの展開が予定されており、商圏も中東全域に広げていくとのことです。
(地域別 プラントベース市場の成長率)
https://www.statista.com/statistics/1092536/global-plant-based-food-and-beverage-market-value-growth-by-region/
著者
山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
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