旭川市内の宿泊施設向けセミナー

2025年1月14日、旭川市が主催で「ヴィーガン・ハラール・アレルギー等多様な食への対応セミナー」が旭川トーヨーホテルにて開催され、旭川市内の宿泊施設関係者が参加しました。
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プログラム

「ヴィーガン・ハラール・アレルギー等多様な食への対応セミナー」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

質疑応答

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当日の様子

昨今多く求められるフードダイバーシティ対応とは

まず、弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、日本に来る旅行者のニーズ、旭川に来る旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

ヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、ハラールメニュー、ヴィーガンメニューといった形でそれぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスや料理工程が大幅に削減されることが説明されました。

さらに、ビュッフェ朝食で使用すると効果的な動物性原材料不使用のカレーであったり、動物性原材料不使用でイノシン酸を含む出汁など、昨今多くの宿泊施設が導入している商品の紹介も行われました。

このように見ると、シェフの負担が大きい

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

ホテル朝食で使用すると効果的なカレー

最後にゴール設定の重要性についても説明が行われ、以下表のレベル0、レベル1、レベル2どこを目指して取り組むのか社内でしっかりと認識を統一して進めないと、成果に繋がらない旨が語られました。

See Also

ホテルでのフードダイバーシティ対応:ゴールの設定と段階的な取り組み

ゴール設定の重要性

参加者からは「これまで難しい、めんどくさいとしか思っていなかったが、しっかりと学べばそこまで難しくないことが分かった。」「多様な食のニーズについては年々言われる回数が増えていて困っていたが、今日の勉強会を機に共通点をしっかりと意識したオペレーションを組んでいきたい。」「アレルギーも含めてまとめた対応ができるノウハウは目から鱗だった。」などの声が上がりました。

今後も旭川市としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。